新製品“CanoScan 5600F”は、4,800dpi・48bitの高精細スキャンを高速で実現する使い勝手に優れたCCDタイプのスキャナーです。紙焼き写真や印刷物などをスキャンする際の光源に白色LEDを採用※1することで、ウォームアップレスを実現しています。また、センサー内におけるデータ処理方法の改良により、A4カラー文書原稿を約11秒※2で読み取ることを可能にするなど、高速スキャンを実現しています。
さらに、35mmフィルムを6コマまで連続してスキャンすることが可能なほか、「退色補正」「逆光補正」「粒状感低減」「ごみ傷低減」などの高度な画像補正を手軽に行うことができます。
新製品“CanoScan LiDE 200”は、キヤノン独自の「LIDE(ライド)※3」技術を用いたCISタイプの薄型・コンパクトモデルです。従来機種「CanoScan LiDE 90」(2007年8月発売)の2倍となる4,800dpiの高解像度と48bitの高精細スキャンに対応したほか、A4カラー文書原稿を約14秒※2の高速で読み取ることも可能です。また、USBバスパワーからの電源供給で電源コードを必要としない「ワンプラグスキャン」や、同梱のスタンドを使用した立て置きスキャンに対応するなど、快適な操作性を実現しています。
両機種とも、スキャンボタンを押すだけで原稿の種類を自動判別し、原稿に適した設定でスキャンして保存することができる「おまかせスキャン」を新たに搭載しました。また、標準同梱の入力統合ソフトウエア「MP Navigator EX」を利用すれば、スキャンした原稿や写真を自動で分類・表示できるほか、画像の補正や加工、PDFファイルの作成や編集なども簡単に行うことが可能です。
※1フィルム用光源は除く。
※2300dpiスキャン時において。スキャン時の解像度やパソコン環境などによって速度は変化します。
※3LED InDirect Exposure(LED間接露光読み取り方式)の略。
【フラットベッドスキャナー市場動向】
スキャナー機能付きのインクジェット複合機やデジタルカメラがますます普及していく中で、紙焼き写真やフィルム、印刷物などをスキャナーでデジタル化し、保存・利用するというニーズは根強いものがあります。
こうした動きを背景に、フラットベッドスキャナーは、フィルムスキャンや高度な画像処理などに加え、スタイリッシュで省スペース性の高いデザインやシンプルな読み取り操作、読み取ったファイルの簡単な管理・活用など、単機能機ならではの高画質化と高性能化が進んでいます。(キヤノン調べ)
【開発の背景】
キヤノンでは、スキャナーに対する多様なニーズにきめ細かく対応するため、フィルムスキャンや高速スキャンなどが可能な高機能モデルから、コンパクトサイズで手軽にスキャンできるモデルまで幅広い製品群を取りそろえています。
今回キヤノンは、光源に白色LEDを搭載※することでウォームアップレスを実現し、高速・高精細な読み取りが行える“CanoScan 5600F”と、薄型スタイリッシュなデザインで好評の「LiDE」シリーズの新製品“CanoScan LiDE 200”を市場に投入します。両機種とも、一度の操作で原稿の判別からデータの保存までを行う「おまかせスキャン」を搭載し、スキャン作業を簡単に行うことが可能です。
キヤノンでは、これからも市場ニーズに応じた的確な製品を提供することにより、快適なデジタル環境を構築していきたいと考えています。
※フィルム用光源は除く。