■概要
○ | 開催期間 | : | 2008年8月4日(月)~9月16日(火) |
○ | 開館時間 | : | 10時~17時30分 |
○ | 休館日 | : | 日曜日・祝日 |
○ | 会場 | : | キヤノン S タワー1階 キヤノンギャラリー S |
○ | アクセス | : | JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分 |
○ | 入場料 | : | 無料 |
■ご案内
このほど、1800点以上のキヤノンフォトコレクションの中から、9名の著名な写真家たちによる水にまつわる作品を選出し、企画展「水のある風景 ~Waterscape~」を開催します。日本の森林や清流、人と水との関係をイメージさせる風景、世界中の海や陸上で暮らす野生動物たちの姿をとらえた写真など、約60点を展示します。
地球は、表面のおよそ7割を海が占めている水の惑星であり、海は多くの生命を育んできました。一方、人が生きるうえで必要な淡水は、地球の水資源のわずか数パーセントしか存在せず、また、すぐに利用可能な淡水となると全体のうち0.01パーセントにすぎないと言われています。自然災害や地球温暖化により、地球規模で水をめぐる多くの変化が起こっている現在、人が生きていく上で欠かすことのできない水は、私たちにとって最も身近にある問題です。
日本には雨が多く、古くから水を上手に利用する工夫がされてきました。また、「緑のダム」と呼ばれる森林が国土の60パーセント以上を占める緑豊かな国であり、四方を海に囲まれた島国でもあります。こうした環境で暮らす日本人の原風景には、海や川や滝や水田など、水が深く関わってきました。
写真家が独自の視点でとらえた光景にも、水がもたらす生命のイメージや、水と密接に関わり合う大自然や生物たちの息吹を感じ取ることができます。これらの写真を通して、日本人の親しんできた
「水のある風景」を、そして地球上のあらゆる命を育んできた水について考えるきっかけとなることを願い、本展を開催します。
■出品予定作家(五十音順、敬称略)
淺井 愼平、岩合 光昭、岡田 昇、薗部 澄、竹内 敏信、田中 光常、中村 征夫、前田 真三、水越 武