新製品“LS-100TKM”は、折りたたみ式のボディに、業界で初めて※電卓とテンキー、マウスの3つの機能を搭載しました。本体を閉じた状態では、光学式のマウスとして使用することができ、画面のスクロールが簡単なスクロールホイール機能も搭載しています。本体を開けば、テンキー電卓として使用することが可能で、一般的な電卓の計算をしたり、テンキーで数字を入力したり、電卓で計算した結果をパソコンに送信することができます。
新製品“FN-600”は、ローンや繰り上げ返済・借り換え、定期預金・外貨預金といった複雑な金融計算を、画面に表示されるナビゲーションに答えるだけで簡単に計算することができます。ローンの計算は、一般的な元利均等方式に加え元金均等方式にも対応するなど、さまざまな借り入れ条件を設定して算出することが可能です。豊富な金融計算機能を搭載しながら、視認性に優れた大型の液晶表示とスリムなボディデザインを実現しています。
※2008年6月12日現在。日本国内において。
【市場動向と開発の背景】
国内の電卓市場において、2007年のメーカー出荷台数は約1,000万台と安定した需要を形成しています。2008年のメーカー出荷台数もほぼ同規模になると予想されています。(キヤノンMJ調べ)
キヤノンでは、1964年に世界初のテンキー配列式計算機を市場投入して以来、電卓の分野において幅広いラインアップを展開してきました。近年では、小型の電卓をパソコンにつないでテンキーとして使えるテンキー電卓や、部材に複写機のリサイクル素材を活用した環境配慮型の電卓など、ユーザーニーズに応えるモデルを数多く市場へ投入しています。
キヤノンはテンキー電卓市場において年間台数トップシェアを維持※しており、このたびユーザーからの要望の多い電卓・テンキー・マウスを一体化した新製品を市場投入することで、さらなる利便性を提供していきます。
一方、昨今の低金利の長期化や個人投資家の増加などを背景に、金融計算が可能な電卓の需要が拡大しています。キヤノンMJは、金融機関や不動産業などの営業部門と、資産運用や住宅ローンの節約などに興味のある個人ユーザーを主な対象として、金融計算電卓の新製品を提案していきます。
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「全国の有力家電量販店販売実績を集計する」GFK Japan調べ。2007年1月~12月のテンキー電卓(PCキーボードより電卓機能有りを抽出)において。 |