ブラザー、キヤノン、デル、エプソン、日本HP、レックスマークの6社(アルファベット順)は、日本郵政グループと協力し、インクカートリッジ回収の利便性および回収率の向上を図るため、4月8日より全国の主要な郵便局3,638(*1)局にて、家庭用プリンタの使用済みインクカートリッジの共同回収『インクカートリッジ里帰りプロジェクト』を開始します。
家庭用プリンタの普及に伴い、インクカートリッジは現在国内で年間約2億個が使用されていると推定されます。使用済みインクカートリッジの再資源化は、インクジェットプリンタを販売する企業の社会的責任として、地球環境保全を目指した循環型社会の形成に向け取り組まなければならない課題です。各プリンタメーカー及び販売元は、量販店窓口等を中心として独自に個別回収を積極的に取り組んでおりますが、大半の使用済みインクカートリッジが家庭からの一般ごみとして捨てられているのが現状です。
このような中、ユーザーの利便性向上と回収率向上という観点から、ブラザー、キヤノン、デル、エプソン、日本HP、レックスマークの6社は、日本郵政グループがもつ全国の郵便局と物流の仕組みを利用し、使用済みインクカートリッジの再資源化の流れを加速させるための共同回収活動に取り組むこととなりました。
お客様が日常的に利用する郵便局に回収箱を設置し、効率的な回収スキームを構築することで、使用済みインクカートリッジの回収量の拡大と安定した回収活動の持続性が見込まれます。今後とも6社はインクカートリッジの再資源化をさらに促進してまいりますので、是非ご協力ください。
*1 2008年4月8日現在における回収箱設置郵便局数。今後順次増やす予定。
インクカートリッジ回収の流れ
なお、回収された使用済みインクカートリッジの集約・仕分は、障がい者雇用施設のミズベ作業所(長野県諏訪市)が担当します。今回の活動を通じて、障がい者雇用拡大の視点から社会貢献にも寄与してまいります。