新製品はいずれも、素早い立ち上がりと低消費電力で定評のある「オンデマンド定着方式」や、優れた独自技術を継承しつつ、レーザープリンターとしての生産性をさらに高めたモデルです
新製品“MF4270”はコピー、プリンター、カラースキャナー※1、ファクスの4つの機能と自動両面印刷機能を、“MF4010”は、コピー、プリンター、カラースキャナーの3つの機能をコンパクトなボディに一体化したオールインワンタイプのモノクロ複合機です。毎分20枚(A4タテ)の高速印刷や約9秒のファーストコピータイム、素早い立ち上がりの実現により、高い生産性を実現します。また、2in1印刷機能や最大35枚までの原稿に対応したオートドキュメントフィーダー※2の搭載、ネットワークに標準で対応※2するなど、SOHOのメインマシンとしてはもちろん、一般オフィスのサブマシンとしても利用できる充実した性能を備えています。
新製品“LBP3930/LBP3910”は、各種サイズの帳票に対応するなど、業務用途に適したA3対応のモノクロレーザープリンターです。“LBP3930”は毎分30枚、“LBP3910”は同25枚の出力スピード(いずれもA4ヨコ)を備えており、大量印刷をストレスなく行えます。また、幅100mmまでの多彩な用紙サイズに対応するオプションの500枚ペーパーフィーダーを最大3段まで装着することが可能で、最大1,850枚の給紙を実現します。
新製品“LBP3310”は、自動両面印刷機能を標準装備した、ハイコストパフォーマンスのA4対応モノクロレーザープリンターです。毎分26枚(A4タテ)での高速出力や、約6.5秒のファーストプリントタイムを達成しており、業務の効率化に貢献します。
いずれの新製品も、特に待機時に消費電力を抑える制御を実現しており、中でも“MF4010”は、国際エネルギースタープログラムで定められた標準消費電力量(TEC基準※3)において最も少ない消費電力量※4を達成しています。
※1 | USB接続時のみ対応。 |
※2 | “MF4270”のみ。 |
※3 | 概念的1週間(稼動とスリープ/オフが繰り返される5日間とスリープ/オフ状態の2日間)における消費電力量。 |
※4 | 財団法人 省エネルギーセンターがホームページにて公開している2007年度に登録された国際エネルギースターロゴ使用製品(国内モノクロ複合機)との比較において。2008年1月8日現在 |
【レーザープリンターの市場動向】
2007年のレーザープリンターの市場規模は、世界市場で約2560万台、国内市場では約93万台でした。2008年は、世界市場では前年比105%の約2680万台、また国内においては同101%の約94万台が見込まれています。
また、A4レーザープリンター複合機においては、2007年の市場規模は世界市場で607万台、国内市場においては9万台でした。2008年は、世界市場では前年比159%の約963万台、また国内においては同139%の約13万台が見込まれています。(出展:2007年第三四半期 IDC)
【開発の背景】
オフィス市場において、生産性の高い高速モノクロプリンターは、業務効率化やセキュリティ強化などの面でさらなる高機能化が求められています。一方、SOHO市場においては、一台にコピーやファクス、スキャナーなど複数の機能が付いたレーザープリンター複合機のニーズが高まりつつあります。
こうした状況の中、キヤノンはより利便性を高めたコンパクトなレーザープリンター複合機2機種と高速化と小型化を追求したA3対応のレーザープリンター2機種、さらなる高速化を図ったA4対応のレーザープリンター1機種の合計5機種の「Satera」シリーズのモノクロプリンターを市場に投入します。キヤノンでは、モノクロプリンターにおいても豊富なラインアップを提供することにより、ますます多様化が進むユーザーニーズに柔軟に対応していきたいと考えています。