ニュースリリース2007年8月29日
ハイビジョンに対応した小型・軽量のカメラ一体型リモート雲台を発売
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BU-40H |
● キヤノン リモートコントロール パン・チルトヘッド BU-40H ‥‥発売日:2007年12月下旬
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この件に関するお問い合わせ先 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 放送機器営業部 TEL 03-3740-3304 (直通) |
“BU-40H”は、放送局のお天気カメラや報道情報カメラ、監視カメラなど幅広い用途で使用されているリモートコントロール パン・チルトシステムの新製品です。キヤノンとして初めて、カメラ一体型のリモート雲台でハイビジョンに対応しました。
一般電話回線などを用いて、雲台のパンやチルト、レンズのズームやフォーカスなどをリモートで制御できるため、タイムリーで高精細なハイビジョン映像を得ることが可能です。外形寸法で386(幅)×390(高さ)×337(奥行き)mm、質量で約17kgと小型・軽量化を達成しています。
カメラ部には、総画素数約167万画素の3CCDシステムと高性能映像エンジン「DIGIC DV II」を採用することで、高精細なハイビジョン映像を得ることができます。レンズには、レンズシフト方式の光学防振機構を内蔵した光学20倍のズームレンズを搭載しており、広角から望遠域まで安定した映像の撮影が可能です。
また、HD-SDIをはじめとする多彩な映像出力を標準で搭載しています。さらに、市場で実績のあるキヤノンのリモートコントロール パン・チルトシステム「U-4シリーズ」や「NU-700シリーズ」のプロトコルに対応しており、既存の操作機や中継ボックスを利用してサブカメラとして増設することも可能です。なお、同製品は、9月7日から11日まで、オランダのアムステルダムで開催される放送機器展「IBC 2007」に出展されます。
【市場動向と開発の背景】
ビルの屋上や景勝地などに常設し、遠隔撮影した映像を天気予報や報道番組などに機動的に提供することができるリモート雲台は、多くの放送局で採用されています。近年、デジタルハイビジョン放送の普及やハイビジョン対応の薄型テレビ市場の拡大に伴い、ハイビジョン映像に対するニーズは急速に高まっており、普及クラスのリモート雲台にもハイビジョンへの対応が求められています。また、放送用途以外にも、セキュリティ需要の増大により、たとえば域内全体を遠隔監視するシステムを高画質化する要求も高まっています。
キヤノンはこうした市場動向をふまえ、HDビデオカメラを搭載しながら、小型・軽量化を実現したリモート雲台“BU-40H”を発売します。