ニュースリリース2007年7月19日
CAD対応を大幅に強化した大判インクジェットプリンター3機種を発売
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iPF710 |
iPF610 *オプションの「スタンド ST-24」装着時 |
iPF510 *オプションの「自動切換ロール紙ユニットRU-02」 「スタンド ST-11」装着時 |
● キヤノン imagePROGRAF iPF710 ‥‥価格(税別) 39万8,000円(発売日:2007年9月上旬) ● キヤノン imagePROGRAF iPF610 ‥‥価格(税別) 27万8,000円(発売日:2007年8月下旬) ● キヤノン imagePROGRAF iPF510 ‥‥価格(税別) 19万8,000円(発売日:2007年8月下旬)
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この件に関するお問い合わせ先 キヤノンお客様相談センター TEL 050-555-90063※ |
※ 海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL 043-211-9319 にお問い合わせください。
新製品“iPF710/iPF610/iPF510”は、高速・高画質の出力で好評の「iPF700/iPF600/iPF500」の後継機にあたるモデルで、それぞれ最大A0ノビ、A1ノビ、A2ノビサイズの用紙に対応しています。今回新たに、CADアプリケーション用のページ記述言語である「HP-GL/2」と「HP RTL」に対応しており、「imagePROGRAFプリンタドライバ2007」やAutoCAD専用の「imagePROGRAF HDIドライバ」などの同梱のプリンタードライバーと合わせて、さらに多くのCADアプリケーションが利用できます。
また、プリントシステム全体の最適化により印刷速度も向上し、普通紙A1サイズ※1で31秒の高速印刷を実現しています。さらに、動作時の静音化や大型液晶操作パネルの採用※2などにより、快適な操作性を達成しています。いずれの機種も、超高密度プリントヘッド技術「FINE(Full-photolithography Inkjet Nozzle Engineering)」を搭載し、マットブラックで5,120ノズル、その他各色で2,560ノズルの合計15,360のノズルから最小4pl(ピコリットル)の極小インク滴を吐出します。また、高耐候染料インク4色に、顔料マットブラックを加えた5色の「染・顔料リアクティブインク」や、高速イメージプロセッサー「L-COA(エルコア)」を採用しました。さらに、「リアクティブインクテクノロジー」によるブラックとカラーの境界でおこるにじみの低減と、黒文字と線画をくっきり印刷する「文字・線画鮮鋭化処理」技術などの高度な画像処理アルゴリズムを多数搭載しています。これらにより、高速印刷と高画質の両立を実現しています。
また、130mlの大容量インクタンク※3や4Way給紙※4を搭載するなど、高い生産性と操作性を備えています。このほか、デジタル写真プリントのワークフローを効率化する同梱のポータルソフトウエア「Digital Photo Front-Access」やポスター用オートデザインソフトウエア「PosterArtist 2007」(別売)など、ポスター制作や写真を活用したプリントなどの用途向けに豊富なソフトウエアソリューションも用意しており、多様な印刷ニーズに的確に応えます。
※1“iPF610”の「普通紙」、「速い」モードにおいて。
※2“iPF510”は除く。
※3製品同梱のインクタンクの容量は90ml。
※4“iPF510”、“iPF610”のみ。“iPF510”は、オプションの「自動切換ロール紙ユニットRU-02」使用時。
【大判プリンターの市場動向】
デジタルカメラの普及による高画質出力へのニーズと飛躍的な技術革新を背景に、A3ノビサイズを超える大判プリンターの市場はここ数年で堅調な拡大を見せています。なかでも、大判フォトやファインアート、グラフィックデザイン、CG、カラーカンプ、カラープルーフ、ポスター、CAD出力など、高画質な大判出力を必要とする分野においては、高速で高画質な出力が可能なインクジェットプリンターの役割は確実に広がりを見せています。
また、大判プリンターは多くの情報を1枚にまとめて出力できることから、従来の大判プリント用途はもちろん、パネルディスカッションなどのプレゼンテーション用資料、一般オフィスや学校での掲示物など、従来の枠を越えた幅広い用途でも注目されています。特にポスター・掲示物用途では、高画質そしてオンデマンド性から今後も大きく市場が拡大していくことが見込まれます。
(キヤノン調べ)
【開発の背景】
キヤノンではこれまで、大判プリンター出力において必要とされる高速出力、高画質、高信頼性、操作性などのすべてを兼ね備えた「imagePROGRAF」シリーズを提供し、市場から高い評価を得てきました。
今回の新製品はいずれも、その優れた機能や性能を継承しつつ、多様化するユーザーの用途にきめ細かく対応するために開発されたものです。従来機に比べて、プリント速度をはじめとする基本性能の向上を図るとともに、CADアプリケーション用のページ記述言語である「HP-GL/2」と「HP RTL」へ新たに対応することで、CAD用途での使い勝手をさらに高めました。
キヤノンは今後も、出力用途やサイズごとに最適化された幅広いラインアップを展開することで、多様なユーザーニーズに的確に対応していきます。