ニュースリリース

2007年6月20日

作品展開催のご案内
古川タク展「クリプリ*クリプラ」~行こう行こう記念撮影!~



キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:村瀬治男)は、キヤノン S タワー1階キヤノンギャラリー S において、7月6日より古川タク展「クリプリ*クリプラ」~行こう行こう記念撮影!~を開催します。


この件に関するお問い合わせ先

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンギャラリー S
TEL 03-6719-9021



■概要

開催期間2007年7月6日(金)~8月20日(月)
開館時間10時~17時30分
休館日日曜日・祝日
会場キヤノン S タワー1階 キヤノンギャラリー S
アクセスJR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分
入場料無料

■ご案内

1970年代、ひとこま漫画家としてデビューし、ほのぼのとした中にもシニカルなユーモアが漂う独自の世界を、イラストレーションからアニメーション、絵本へと広げてきた古川タク氏による映像展です。古川氏は、劇場や放送向けの短編アニメーションを制作する傍ら、映像玩具やアニメーションを用いて展示空間全体をひとつの作品に仕上げるインスタレーションも多数発表しています。
本展は、1990年代後半に一世を風靡(ふうび)したプリントシール機と、しばしば観光地に設置されている、顔の部分に穴の開いた記念撮影用ボードから着想を得ています。投影されたシンプルな筆致の「動く絵」の前で来場者が自由に記念撮影をするという、ギャラリー全体が舞台装置となった映像作品展です。撮った写真は、会場内に用意したキヤノンのインクジェットプリンターでシール用紙に印刷し、プレゼントします。

■夏休み親子ワークショップ併催のご案内

本展会期中に、親子で楽しめるワークショップ「らくがきアニメーションを作ろう」を開催します。古川タク氏の指導の下、参加者がいくつかのチームに分かれて、自分の得意なキャラクターをひとり10~12枚ホワイトボードに大きく落描きします。描いたイラストはデジタルカメラで撮影した後、消して次の絵を描きます。これを繰り返し、ひとこまずつ撮影した画像をつなぎ合わせてアニメーションを作ります。最後に、できあがった「らくがきアニメーション」をみんなで鑑賞します。

イベント名夏休み親子ワークショップ「らくがきアニメーションを作ろう」
日時2007年7月28日(土) 12時30分~17時
会場キヤノン S タワー 3階 キヤノンホール S
申込方法古川タク展「クリプリ*クリプラ」~行こう行こう記念撮影!~ホームページへにて応募を受け付けます。
定員30組(応募多数の場合は抽選とさせていただきます)

■古川タク氏メッセージ

イラストレーター、アニメーション作家として活動を続けてきた古川タクは、また1970年代からアニメーションを軸にしたインスタレーションにも興味を持って制作を続けてきた。今回の個展もそれらの延長線上にあるもので、なんの仕掛けも無い最もプリミティブなメディアアートを目指す。 気分は温泉などの観光スポットによくある穴から顔を出す記念撮影用の立て看板である。クリプリ*クリプラの曲(音楽:フルカワモモコ)に乗り、来場者が気ままに楽しく記念撮影して帰ってくれれば作者は大満足の展覧会である。

■プロフィール

古川タク(ふるかわ たく)
1941年三重県伊賀上野に生まれる
1963年大阪外国語大学イスパニア語学科卒業後、久里洋二実験漫画工房入社
1964年初個展「マンガコンサート・バッハからビートルズまで」(そごうデパート・アートステップ)
1966年久里洋二実験漫画工房退社
1975年個展「驚き展」(白樺画廊)、「驚き盤」アヌシー国際アニメーション映画祭審査員特別賞
1976年「アニメトイ」(青画廊)
1979年画集『ザ・タクンユーモア』第25回文藝春秋漫画賞
1981年「スピード」毎日映画コンクール大藤信郎賞
1984年「アニメーション屏風・風神雷神」「ポートレート」(エスパスOHARA)
1985年 「鳥」「大驚き盤」(NEWZ)、「雨」第2回アジア美術展(福岡市美術館)
1991年個展「ARTOON平面・立体・映像」(エスパスOHARA)
1994年「FOUR FROGS」(東京デザイナーズスペース)
1999年「上京物語」第3回文化庁メディア芸術祭優秀賞
2002年 「CAFE BAR」「アニメーション屏風・風神雷神'03」(キヤノンデジタルアートギャラリー)
2004年紫綬褒章受章
2005年 「paper films」(art space kimura ASK?)
現 在日本アニメーション協会理事、東京イラストレーターズ・ソサエティ会員、漫画集団会員、東京工芸大学教授
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