いずれの機種も、高性能映像エンジン「DIGIC III」を搭載し、「フェイスキャッチテクノロジー」と「ノイズリダクションテクノロジー」を活用することで、美しい写真を簡単に撮影することが可能になりました。
「フェイスキャッチテクノロジー」により、被写体の顔にピント/露出/ストロボ発光量を高速・高精度に合わせる「顔優先AF/AE/FE」と、ストロボ撮影時に発生した赤目を再生時に補正する「赤目補正」を実現しました。また、「ノイズリダクションテクノロジー」により、ISO 1600までの高感度撮影を実現しており、定評のあるレンズシフト式手ブレ補正機構と合わせて、手ブレや被写体ブレをさらに抑制することができます。
新製品“PowerShot S5 IS”は、光学手ブレ補正機能付き高倍率ズームと充実の動画撮影機能で好評の「S3 IS」(2006年4月発売)の後継機種です。レンズシフト式手ブレ補正機構を搭載した沈胴式光学12倍ズームレンズと、USM(超音波モーター)による高速/静音ズーム駆動を継承しつつ、高機能化・高性能化を図りました。
画質面では、CCDを6.0メガから8.0メガピクセルに高画素化するとともに、映像エンジンを「DIGIC II」から「DIGIC III」へ進化させたことにより、さらなる高画質化を達成しています。また、バリアングル液晶モニターを2.0型から2.5型へ大型化し、約20.7万画素の高精細・広視野角液晶パネルを採用したことで、より快適に自由度の高い撮影が行えます。さらに、新たにアクセサリーシューを搭載し、外部ストロボとしてキヤノンスピードライトEXシリーズが使用可能になりました。
また、動画撮影中にも、光学ズームと「顔優先AF/AE」が使用できるため、美しい動画の撮影が可能です。さらに、画像圧縮率を高めることで長時間記録が可能になった「LPモード」や、高品位になったステレオ音声、動画と静止画のシームレスな撮影切り替えなどにより、本格的な動画撮影を一層楽しむことができます。
新製品“IXY DIGITAL 810 IS”は、IXY DIGITALシリーズ初の光学手ブレ補正機能付きモデルとして好評を博した「800 IS」(2006年4月発売)の後継機種です。レンズシフト式手ブレ補正機構を搭載した沈胴式光学4倍ズームレンズを継承しつつ、CCDの高画素化(6.0メガから8.0メガピクセルへ)と、映像エンジンの進化(「DIGIC II」から「DIGIC III」へ)により、さらなる高画質化を実現しています。また、広い色再現領域を実現した約23.0万画素の高精細・広視野角液晶パネルに、反射光・キズ・汚れ対策を施した保護カバーを組み合わせた2.5型「クリアライブ液晶」モニターを搭載し、使い勝手を向上させています。デザイン面では、従来機種で高い評価を得た「Curvature & Stream Design」に、新色のパールシルバーをメインカラーとする、調和のとれた3色を施すことで、やわらかく上品な印象に仕上げています。
【デジタルカメラ市場動向】
2006年のデジタルカメラの総出荷台数(全世界)は、対前年比21.9%増の約7,898万台、うち国内出荷は約942万台、輸出は約6,956万台でした。2007年においては、対前年比7.5%増の約8,487万台(国内出荷は約942万台、輸出は約7,545万台)になることが予想されています。(カメラ映像機器工業会調べ)