キヤノンは、1994年から2001年にかけて製造・販売した複写機「NP160」、「NP165」の2機種について、点検等を無償で実施します。
対象機種の一部において、電子部品を基板に固定する半田の接着状態や、その経年変化などが原因となって、基板上の特定箇所で半田が割れることがあり、これにより基板の一部分で発煙・発火に至る可能性のあることが判明しました。つきましては、対象機種の点検と発生防止措置を無償で行います。
なお、同2機種においては、複写機内部の特定箇所で結露が生じた場合に、稀に発煙・発火に至る可能性のあることが判明した2000年から、点検と発生防止措置を行っていますが、全数の完了には至っておりません。本件につきましても改めてお客さまにお知らせします。
1.対象製品および台数
対象機種 |
製造期間 |
国内累積出荷台数 |
NP160 |
1994年~1997年 |
41,870台 |
NP165 |
1997年~2001年 |
25,776台 |
2.判明した問題点
対象機種の一部において、電子部品を基板に固定する半田の接着状態や、長期間ご使用いただいた場合の経年変化、製品の移設時の振動・衝撃などが原因となって、特定の部品を支える半田が割れることがあり、これにより基板の当該部分が発煙・発火に至る可能性のあることが判明しました。
3.過去に講じた措置
対象機種においては、複写機内部の電源基板で結露が生じた場合に、稀に発煙・発火に至る可能性のあることが判明した2000年から、お客さまへの注意喚起と発生防止措置を行ってきました。具体的には、対象機種をご使用のお客さまへのダイレクトコールや、交換用カートリッジへの注意喚起書面の同梱、および対象機種の点検と発生防止措置を講じてきました。
4.お客さまへの対応方法
- お客さまに安心してご使用いただくために、対象機種の点検と発生防止措置を無償で実施させていただきます。
- 3月8日付け新聞紙面で、お客さまに広くお知らせ致します。
- 本日から、弊社ホームページでもお知らせ致します。
- 連絡先の判明しているお客さまに対してダイレクトコールでお知らせ致します。
- 本日から、専用フリーダイヤルにてお問い合わせをお受け致します。
弊社は、より一層の品質向上に向けた改善に努めてまいります。