2006年10月16日
キヤノンギャラリー S キヤノンフォトコレクション作品
齋藤康一写真展「昭和の肖像 ~人物交差点~」開催のご案内
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:村瀬治男)は、キヤノン S タワー1階キヤノンギャラリー S において、11月1日よりキヤノンフォトコレクション作品 齋藤康一写真展「昭和の肖像 ~人物交差点~」を開催します。
この件に関するお問い合わせ先
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 キヤノンギャラリー S TEL 03-6719-9021 |
■期間
2006年11月1日(水)~ 11月30日(木)
10時~17時30分(休館:11月3日、5日、19日、23日)
入場無料
■会場
キヤノン S タワー1階 キヤノンギャラリー S
(JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分)
■ご案内
キヤノンマーケティングジャパンは、映像文化のさらなる発展を目的に、日本の優れた写真家の作品を「キヤノンフォトコレクション」として収集し、一般に公開しています。現在、収蔵するコレクション数は1500点余りに達しています。
本展は、このほど新たに同コレクションに追加された齋藤康一氏の人物写真を紹介します。齋藤氏は、長年にわたって作家や映画監督など各界の著名人総勢3000名以上のポートレートを撮影してきました。被写体となる人物の個性を巧みに表現した作品約80点をぜひご鑑賞ください。
展示予定作品(敬称略、五十音順)
青島幸男、赤塚不二夫、秋山庄太郎、安藤忠雄、池田満寿夫、池坊専永、石井ふく子、石元泰博、磯崎 新、市川 崑、
五木寛之、糸川英夫、井上ひさし、井上 靖、四世 井上八千代、入江泰吉、植草甚一、宇野千代、梅棹忠夫、永 六輔、
江崎玲於奈、円地文子、遠藤周作、王 貞治、大岡昇平、岡本太郎、加藤唐九郎、加山又造、河合隼雄、北 杜夫、
十四世 喜多六平太、北野 武、木下恵介、久世光彦、黒澤 明、越路吹雪、小柴昌俊、小島信夫、榊 莫山、
佐藤忠良、司馬遼太郎、島尾敏雄、島田正吾、城山三郎、杉浦幸雄、杉村春子、杉本健吾、清家 清、瀬戸内寂聴、千 玄室、
千田是也、曽野綾子、高山辰雄、武満 徹、多田富雄、田沼武能、團 伊玖磨、丹下健三、勅使河原蒼風、勅使河原 宏、
寺山修司、土光敏夫、中内 功、中川一政、長嶋茂雄、仲代達矢、十七代 中村勘三郎、中村 元、蜷川幸雄、野坂昭如、
埴谷雄高、林 忠彦、東山魁夷、平山郁夫、廣津和郎、深作欣二、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、古橋廣之進、
松下幸之助、松本白鸚、丸木位里/丸木 俊、三浦朱門、三島由紀夫、水谷八重子、三宅一生、棟方志功、森繁久彌、
横溝正史、横山隆一、吉田文五郎、吉村 昭/津村節子、吉屋信子、吉行淳之介、渡辺義雄
■齋藤康一・木村惠一スペシャル対談「人物交差点」
これまで撮影してきた肖像写真を見ながら、当時の世相、写真界、被写体の人物像等について齋藤・木村両氏が自由に語り合う特別イベントを開催します。
日時 | :2006年11月12日(日)13:30~ |
会場 | :キヤノン S タワー3階 キヤノンホール S |
定員 | :300名 |
参加費 | :無料 |
お申込 | :ホームページ canon.jp/photofest よりお申し込みください。 |
■齋藤康一氏メッセージ
数年前の個展「先輩・後輩・仲間たち」を見に来てくれた人から「齋藤さんは人物も撮るのですね」と言われ、自分では人物写真家のつもりでいたのにガックリと落ち込んだ事があった。考えてみれば、このところの個展は中国が続いていたのだから、そう言われても仕方がないのかも知れない。
各雑誌社からの仕事の依頼はほとんどが人物、コンタクトファイルの頁を開くと人・人・人と、よくもこれだけ大勢の人を撮ったと驚きながらも、撮影時いろいろな方との出会いや会話が懐かしくおもいだされてくる。中でもまだ学生時代に撮らせていただいた能楽師十四世喜多六平太師のお言葉が、その後一つの指針となった気がする。「わたしは人からは写真嫌いと思われている様だが、決して嫌いではありません。ただ私の背後には何千人もの弟子が居ります。私の変な写真が出されると、その人たちにも迷惑が掛かってしまいます。私は個人であっても個人でないのです」。その言葉を肝に命じながらも、どうしても自分の気に入った写真、人が見て興味を引くと思われる写真を選択しがちになり、大袈裟に言えば常に葛藤を繰り返して来た気がしています。
今回ここに登場して下さる方は、私が尊敬する人、好きな人々です。良い写真と思って下さるか、もっと他のカットが有るだろうと怒られるか、とても気になるところです。
■プロフィール
齋藤康一(さいとう こういち)
1935年、東京に生まれる。
1959年、日本大学芸術学部写真学科卒業。
在学中より林忠彦・秋山庄太郎両氏の助手を務め、卒業後フリーとなる。週刊誌や月刊誌等に3000人以上の人物写真および、ルポルタージュを多数掲載。
1976年、第7回講談社出版文化賞受賞。
1988年、日本写真協会年度賞受賞。
現在、社団法人日本写真家協会会員、社団法人日本写真協会会員、六の会同人。
主な著書に、『平和への行脚』『蘇州にて』『この人・この時』『1965年中国』『上海'92~'93』『北京'95~'96』『花、人物、風景を撮る』『先輩・後輩・仲間たち』などのほか、共著多数。ビデオ『人物撮影のプロテクニック』、DVD『中国万華鏡』も発表している。
個展に「平和への行脚」「この人・この時 Part1」「中国にて」「この人・この時 Part2」「彩」「蘇州にて」「この人・この時 Part3」「江南点描」「雲南便り」「この人・この時 Part4」「ポルトガル」「人物交差点」「1965年中国にて」「上海'92~'93」「北京'95~'96」「先輩・後輩・仲間たち」「蘇州・上海・北京 僕の中国三都物語」「中国万華鏡」「新春・福写真」「齋藤康一写真展 文革前夜 ~1965年・秋・中国~」のほか、グループ展多数。
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