2006年10月24日
5,500lmの高輝度を実現した液晶プロジェクター“LV-7575”を発売
キヤノンは、5,500lmの高輝度を実現した高機能タイプの液晶プロジェクター“キヤノン パワープロジェクター LV-7575”を12月上旬より発売します。
キヤノン パワープロジェクター LV-7575 |
● | キヤノン パワープロジェクター LV-7575 | ‥‥価格(税別) | 99万8,000円 (発売日:2006年12月上旬) |
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“LV-7575”は、「LV-7565」(2004年11月発売)の後継機種として、出力特性の改善により従来のランプを高出力化した318W UHPランプの採用や、高開口率の液晶パネルの搭載などにより、ポータブルクラスで最高水準※の5,500lmの輝度を実現した「LVシリーズ」の最上位機種です。
高輝度ながら高いコントラスト比を誇る鮮明なリアルXGA映像(1,024×768画素)と、UXGA映像(1,600×1,200画素)までのデジタル高品位圧縮表示に対応しています。
また、光学部品の見直しなどにより、従来機種に比べて、さらなる軽量化を図り、本体質量8.7kgを実現しています。
機能面では、新たに開発した映像処理回路を搭載することにより、再現できる色数が10億7,000万色に大幅に増加しているほか、DVDプレーヤーなど多様な入力機器からのプログレッシブ表示に柔軟に対応しています。また、任意の色相のみを色調補正できる「カラーマネジメント機能」や、フレーム間の映像差を検出して最適なノイズ低減を行う「ノイズリダクション機能」など、充実した画像調整機能を搭載しています。
さらに、内部制御の設計の見直しにより、本体を垂直にして設置することを可能にしており、天井や床へ直接投写することができます。また、焦点距離の異なる4本のレンズをオプションで用意することにより、画面サイズや投写距離に合わせてユーザーが最適なレンズを選ぶことが可能です。
ほかにも、投写角度に合わせて台形歪みを適切に補正する「キーストーン補正機能」や、暗証番号を設定できる「セキュリティ機能」など、実用的な機能を多数搭載しています。
※ 本体質量10kg未満の液晶プロジェクターにおいて。2006年10月17日現在。
【データプロジェクターの市場動向】
データプロジェクターは、一般のオフィスにおける強力なプレゼンテーションツールとしてだけではなく、ショールームやイベント会場での大画面投写や、教室における有効な教育ツールとして広く使用されており、その市場は拡大しています。2005年度のデータプロジェクター市場は、全世界ベースで対前年比約15%増の約346万台、国内においては前年と同程度の約17万台であったと推定されます。
2006年は全世界ベースで対前年比約26%増の約437万台、国内では同約6%増の約18万台と順調に推移すると予測されます。そのうち5,000lmを超える高輝度XGAのプロジェクターは、今後もオフィスのみならずイベント会場での大画面投写などで市場の拡大が見込まれており、全世界ベースで対前年比約17%増の約4万台、国内では同約10%増の約6,000台と推測されます。(キヤノン調べ)
【開発の背景】
近年、データプロジェクターは、小中規模の会議室での使用はもとより、ショールームでのプロモーションツールとしての利用や、大会議室やホール、イベント会場などでの大画面プレゼンテーションなど、活用シーンの幅が大きく広がっています。また、明るい場所でも鮮明な映像を投写したいという要求や、さまざまな動画素材への対応を求める声など、高輝度化・高機能化に対する要望が増えています。
新製品“LV-7575”は、このような市場動向を捉えて開発されたキヤノンの液晶プロジェクター「LVシリーズ」のフラッグシップモデルで、ポータブルクラスでは最高水準の輝度5,500lmを実現しています。また、新映像処理回路の搭載により、多様な映像素材に対応することができる高機能モデルに仕上げています。
今回の新製品の発売により、キヤノンの液晶プロジェクターのラインアップは、「LCOS」(エルコス)パネルを採用した独自の光学エンジン「AISYS」(エイシス)搭載モデルの4機種および、小型・軽量の「LV-7255/LV-7250」と合わせて、合計7機種となります。
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