2006年8月23日
キヤノンが普及クラスのポータブルHDTVズームレンズ2機種を発売
キヤノンは、普及クラスのHDTVレンズ「HDgc」シリーズの新製品として、1/2型CCDを搭載したHDTVカメラに対応した16倍ズームレンズ“KH16e×5.7 IRSE”と、1/3型CCDを搭載したHDTVカメラに対応した20倍ズームレンズ“KT20×5B KRS”を10月中旬より順次発売します。
KH16e×5.7 IRSE |
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KT20×5B KRS |
● | キヤノン KH16e×5.7 IRSE | ‥‥ | 発売日:2006年10月中旬 |
● | キヤノン KT20×5B KRS | ‥‥ | 発売日:2006年11月中旬 |
この件に関するお問い合わせ先
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 放送機器営業部 TEL 03-3740-3304 (直通) |
いずれの機種も、キヤノンが誇る先進の光学設計により、諸収差を良好に補正しているほか、全ズーム領域において画面周辺まで高解像度と高コントラストを持つレンズに仕上げています。また、高レベルな光学性能を保ちながら、小型・軽量化を達成しているほか、保持したときのカメラバランスを考慮し、ホールド感を高めたエルゴノミクスデザインを採用しています。
さらに、“KH16e×5.7 IRSE”においては、情報ディスプレイとデジタル機能選択キーを装備した、制御ユニット「デジタルドライブ」を搭載することにより、ズームポジションやズームスピードなどの制御が容易にかつ迅速に設定できるなど、操作性をさらに向上しています。
なお、これらの製品は、9月8日から12日までオランダのアムステルダムで開催される放送機器展「IBC 2006」に出展されます。
【市場動向と開発の背景】
近年、デジタルハイビジョン放送の普及やハイビジョン対応の薄型テレビ市場の拡大に伴い、ハイビジョン映像に対するニーズが高まっており、普及クラスのHDTVシステムの市場は急速に膨らんでいます。そのなかで、カメラ本体のCCDサイズを1/2型や1/3型にコンパクト化することでコストパフォーマンスを高めるなど、各社がHDTVシステムの普及を促進するさまざまな取り組みを活発化させています。また、技術の進展に伴いカメラ本体の小型・軽量化が進むとともに、記録媒体として光ディスクやメモリーカード、ミニDVテープなどの多様なメディアの採用が増えつつあり、装着するレンズにも、普及クラスのHDTVカメラに対応した性能・価格帯を実現しながら、さらなる小型・軽量化を望む声が高まってきています。さらに、環境への関心が世界的に高まる中、プロ用機器においても環境配慮製品が求められています。
キヤノンはこうした市場動向を捉え、普及クラスのHDTVシステムに対応するとともに、優れたコストパフォーマンスを持ったHD対応レンズの新シリーズ「HDgc」を本年春に立ち上げ、すでに4機種を市場に投入しています。今回発表する新製品は、1/2型CCDを搭載したHDTVカメラに対応した“KH16e×5.7 IRSE”と、1/3型CCDを搭載したHDTVカメラに対応した“KT20×5B KRS”です。これら2機種の市場投入により、「HDgc」シリーズにおける製品ラインアップのさらなる拡充を図ります。
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