ニュースリリース

2006年7月5日

オープンギャラリー 写真展開催のご案内
前川貴行・かとうまさゆき「動物と昆虫の写真展」



キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:村瀬治男)は、キヤノン S タワー2階オープンギャラリーにおいて、7月20日より前川貴行・かとうまさゆき「動物と昆虫の写真展」を開催します。

この件に関するお問い合わせ先

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンギャラリー S
TEL 03-6719-9021



■期間

2006年7月20日(木)~8月22日(火)
10時~17時30分(休館:日曜日・祝日)
入場無料

■会場

キヤノン S タワー2階 オープンギャラリー
(JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分)

■ご案内

夏休み中の子どもたちを対象に、親しみやすい動物と昆虫というテーマで写真展を開催します。
動物写真家の前川貴行氏は、中空を飛翔する白頭ワシの雄姿や、繁殖期に見られる牡鹿の決闘、じゃれ合う子熊の兄弟など、自然界に生きる様々な動物たちの、時に厳しく、時に愛くるしい姿を被写体に収めています。
一方、昆虫の写真を得意とするかとうまさゆき氏は、オオカマキリやオオスズメバチにマクロレンズを向け、肉眼では捉えきれない鋭い表情を迫力ある作品に仕上げています。その他、蜜を吸うアゲハチョウや草木に止まり身体を休めるナツアカネなど、郊外に出ればよく目にする虫たちを題材にした写真を数多く出品しています。
展示作品はすべてキヤノンの大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」で出力しました。その結果、動物たちは人間と同じ目線の等身大に、昆虫たちは非日常的な巨大さをもって迫ってきます。絵本や図鑑とは違う、臨場感あふれる生き物たちの姿をぜひご堪能ください。

■プロフィール

●前川貴行(まえかわ たかゆき)

1969年、東京都生まれ。私立和光高校卒業。
1995年、独学で写真を始める。
1997年、コンピューター関連のエンジニアを経て、動物写真家・田中光常氏の助手となる。
2000年、フリーの動物写真家として活動開始。日本、カナダ、アラスカを主なフィールドとし野生動物たちの世界をテーマに撮影に取り組む。
2004年、銀座をはじめ全国6か所のキヤノンサロンにて写真展「Hey! BEAR」を開催。
著書に写真絵本『こおりのくにのシロクマおやこ』(ポプラ社 2003年)、フォトCD『シリーズ楽園賛歌No.22 極北の王者ホッキョクグマ』(メディア・ファイブ)がある。
2007年、東京都写真美術館にて日本の新進作家展Vol.5「地球(ほし)の旅人 ~新たなネイチャーフォトの挑戦~」(1月2日~2月18日)、新潟県柏崎市立博物館にて写真展「The World of Wild Animals ~奇跡の瞬間~」(10月13日~11月25日)を開催予定。

●かとうまさゆき

1952年、神奈川県生まれ。
日本の生物を中心に国内外の自然などを撮影し続けている。特に都市近郊で見られる身近な生き物を神奈川新聞、日本経済新聞、毎日新聞などで紙上連載発表。各地で写真に関する基礎的な講演活動をおこない、技術的な指導をおこなっている。最近はマクロレンズを中心にミクロの世界をストロボを使って撮影し、技術的評価を得ている。
キヤノンサークル誌では作品の添削を行い、デジタルカメラ等の解説や指導にあたっている。
1996年、写真展「水の旅」を山梨県立美術館で開催、以後各地で昆虫を中心とした環境の写真展を開催。最近はデジタルカメラを中心にフイルムカメラからデジタルカメラへの移行のための指導や解説を行っている。
著書に『しぜんキンダーブック はやしのいちねん』(フレーベル館 1997年)、『フィールド・サインで見つける 街なか生きもの探検ガイド』(NTT出版 1998年)、『Reflex camera 一眼レフを楽しもう ~よくわかる実践テクニックガイド~』(大泉書店 2002年)、『究極の一期一会 レンズが捉えた幻の光景』(学習研究社 2003年)などがある。
また、写真を通して子供たちに自然観察の楽しみ方や写真で解説する自然観察などの指導をおこなっている。

■メッセージ

動物たちとの出会いを求めて春夏秋冬、様々な場所へ出かけます。動物そのものはもちろんですが、動物たちが生きるその環境のなかへ入って行くことが僕はとても好きです。寒さに凍え暑さにへとへとになりながらも、出会いの瞬間を想像し心踊らせながら過ごす時間はとても楽しいものです。そして幸運な出会いを果たした動物たちをじっと観察していると、それまで知らなかった彼らの行動や仕草を目の当たりにし、様々な表情があることを発見します。子育て中の親子や、じゃれあいケンカする仲間同士を見ていると、僕たち人間と変わらぬものを感じます。広大な宇宙に浮かぶけし粒のようなこの惑星に、肩よせ合って共に生きているのですから当然ですね。しかし小さくも果てしないこの僕たちの世界は驚きと興奮に満ち、写真を撮っているとあっというまに時が過ぎ去って行きます。感動的な出会いがあったそんな日の、テントの中で食べる夕飯はまた格別なのです。
前川貴行


今回は夏休み向けの企画と言うことで、昆虫の作品を構成しました。現在、虫たちが生活している環境は都市の開発や地球温暖化など決して好ましい環境ではなく、私たちの意識からもその存在自体が希薄になってきています。しかし、銀座を歩いているとアキアカネやオニヤンマが飛んだり、セミの声も聞こえて来たりなど虫たちは、まだまだたくましく生活しているのです。今回の写真展では、こんな都市近郊でも見ることが出来るごく身近な昆虫を中心に、さまざまな虫たちの生活を紹介します。
普段見慣れている昆虫といっても小さいので、どんな生活をしているか、どんな顔をしているかといわれると、ふつうに肉眼では見ることはできません。今回はマクロレンズを通さないと、絶対に見られない虫たちの個性に迫ります。頭の中で想像したものとはまるで別の世界が見ることができると思います。是非親子で楽しくご覧になって下さい。
かとうまさゆき


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