ニュースリリース

2006年5月30日

キヤノンギャラリー S
カズ・タカハシ写真展「アメリカの遺産」開催のご案内



キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:村瀬治男)は、キヤノン S タワー1階キヤノンギャラリー Sにおいて、6月22日よりカズ・タカハシ写真展「アメリカの遺産」を開催します。

この件に関するお問い合わせ先

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンギャラリー S
TEL 03-6719-9021
キヤノン販売株式会社は、2006年4月1日、キヤノンマーケティングジャパン株式会社(略称キヤノンMJ)に社名変更いたしました。



■期間

2006年6月22日(木)~7月25日(火)
10時~17時30分 (休館:日曜日・祝日)
入場無料

■会場

キヤノン S タワー1階 キヤノンギャラリー S
(JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分)

■ご案内

米フロリダ州在住の日本人写真家カズ・タカハシ氏は、アメリカの国立公園58か所すべてと、国立記念物公園・野生動物保護区15か所あまりを、1997年より約7年間にわたって踏破・撮影しました。本展では、アメリカの大自然、野生動物の表情を、愛情豊かに捉えた作品50点を展示します。
タカハシ氏は、訪れる公園ごとにその自然風景を入念に研究し、最も魅力的な季節、時間帯、天候などのあらゆる条件を吟味した上で撮影を行なっています。荒々しい岩肌や乾いた大地、うっそうとした森林など、日本とは趣を異にする風景の中にも感じる懐かしさや親しみは、自然に対する作家の真摯な態度の現れだと言えます。そのタカハシ氏の精神を反映した壮大優美な写真の数々は、見る者に自然への畏敬の念を思い出させてくれます。

■ギャラリートーク

内容:写真展「アメリカの遺産」の作品について、カズ・タカハシ氏が解説します。
日時:2006年6月24日(土) 14時~15時 入場無料
会場:キヤノン S タワー1階 キヤノンギャラリー S(写真展会場)

事前のお申し込みは不要です。

■プロフィール

カズ・タカハシ(本名:高橋 和男)
1948年鹿児島県生まれ。陸上自衛隊301写真中隊で写真を習う。
日本で新聞社勤務の後、1983年渡米、フリーランス写真家として仕事を始める。
主に米国のスポーツを取材。
1997年より米国の国立公園の撮影を始め、約7年間で全米58ヶ所の国立公園すべてを撮影。
2002年5月、東京銀座・キヤノンサロンで「北米の野生動物」写真展開催。
2005年7月、学習研究社より写真集『アメリカの遺産』を出版。

■カズ・タカハシ氏メッセージ

「50歳からの挑戦」
人にはそれぞれ違った人生があり、若い時代に花開き大成する人もいれば反対に年取ってから歩き出す人もいる。今60歳近くになり自分自身を振り返ってみたとき、ボクの人生は後者のような気がする。
そもそもの出発は鹿児島県の長島で生まれ育ったことから起因する。18歳で島を出て東京に来た時、都会育ちの同年代に対してすでに遅れを取っている自分にコンプレックスを感じたものだった。
アメリカに来たのも34歳と遅かった。カメラマンになったものの日本にいても生活して行けるか分からない。それならばアメリカに行こうと、英語だってまともに話せなかったのに島から東京に出て来たときよりもこちらに来るときの方が決断は軽かった。
仕事運はいい方だったと思う。幸いアメリカではスポーツの取材でカメラマンとして生活することが出来た。しかし新聞、雑誌のデッドラインに追われての旅から旅の生活に心も体もすり切れてしまった。
そんな時に出会ったのがイエローストーンの大自然だった。49歳だった。自分の写真に悩み始めていたとき、何かをやらなければと焦っている時にアメリカの国立公園がボクの前に立ちはだかった。体力的にもやるには今しかない。自分のカメラマン人生にこれまでと違う歴史を加えるためにも、未知の世界、国立公園の撮影に挑戦することにした。そして約7年がかりで58カ所の全国立公園を踏破することが出来た。
ボクは自分の晩生の人生を今は嬉しく思う。50歳になってボクの青春は始まった。そしてこのごろ、初めてカメラを手にした20代の時みたいに写真するのが楽しくてならない。

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