ニュースリリース

2006年2月23日

キヤノンギャラリー S
田中光常写真展「動物たち」開催のご案内



キヤノン販売株式会社(社長:村瀬治男)は、キヤノン S タワー1階 キヤノンギャラリー Sにおいて、2006年3月2日より田中光常写真展「動物たち」を開催します。
この件に関するお問い合わせ先

キヤノン販売株式会社 キヤノンギャラリー S

TEL 03-6719-9021
キヤノン販売株式会社は、2006年4月1日、キヤノンマーケティングジャパン株式会社(略称:キヤノンMJ)へ社名を変更する予定です。




■期間

2006年3月2日(木)~4月4日(火)
10時~17時30分(休館:日曜日・祝日)
入場無料

■会場

キヤノン S タワー1階 キヤノンギャラリー S
(JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分)

■ご案内

田中光常氏は、動物写真のパイオニアとして、半世紀以上にわたり様々な動物たちの姿をカメラに収めてきました。世界中で撮影されたその豊富な作品の中から、本展ではベンガル虎やアフリカ象など、自然の中で暮らす動物たちをありのままに記録した「野生の世界」、動物の親仔が見せる、細やかな情感や仕草をとらえた「動物の親仔」、身近な動物たちの表情にフォーカスした「可愛いペット」など、約170点の貴重な写真を紹介します。
なお、展示作品は全てキヤノンの大判インクジェットプリンター“imagePROGRAF”で出力されます。

■田中光常氏メッセージ

幼い頃、わが家の隣の神社で夜な夜な飛び交うムササビの叫び声の恐ろしさに、けものを忌み嫌っていた私が、動物写真を撮りはじめて約六〇年、北極圏から南極まで約五五カ国以上、野に、山に、海へと歩き回り、楽しく元気に過してこられたことに先ず感謝したいと思います。暑さ、寒さの厳しさや辛さ、困難も少しはありましたけれど、動物たちとの数々の出会いの楽しさは計り知れないものがありました。
潜んでいた私のあぐらの上をうっかり歩き、はっと気付いてあわてて逃げた時のアナグマの滑稽な姿や、真夜中の山中のお寺で、灯篭の陰で待機していた私と鉢合わせしてお互い驚いた時のキツネの顔、たまたま通りかかった車道でみつけたハリモグラが、慌てて一生懸命に地面を掘って逃げようとしたのに、地面が固くて掘るのを諦め私の顔をそっと覗き見た時の顔等々、野生にしろ、動物園、ペット等動物たちは皆、それぞれ私に気持ちを話しかけてくれました。
そんな動物たちとのコミュニケーションを皆様にお伝えできればと存じます。動物たちにいやされた喜びのお返しに、優しい気持ちで動物たちに応えて頂けたら幸いに思います。

■プロフィール


田中光常(たなか こうじょう)
  1924年   静岡県生まれ
  1944年   北海道大学水産学部卒業
  1953年   フリーランスカメラマンとして活動を開始
  1958年   動物写真家として活動を開始
  現在   (財)世界自然保護基金(WWF)日本委員会評議委員、(財)自然公園財団理事、
日本写真家協会名誉会員、日本旅行作家協会顧問理事、エコツーリズム協会理事、
日本パンダ保護協会会長、日本サバンナクラブ会長(東アフリカ友の会)

主な受賞
  1964年   日本写真協会新人奨励賞、日本写真批評家協会特別賞受賞
  1971年   日本写真協会年度賞受賞
  1989年   紫綬褒章受章
  1995年   日本写真協会功労賞受賞
  2000年   勲四等旭日小綬章授章

写真集・著書
  「動物カメラ絵本」/ フレーベルー 世界15カ国600万冊、
  「日本野生動物記」「世界野生動物記」(全5巻)/ 朝日新聞社、
  「野生の世界」/ ぎょうせい、「狼-シベリアの牙王」/ 潮出版、
  「愛しの動物たち」/ 日本芸術出版社、「動物ランド」「動物ワールド」/ クレオ、
  「世界どうぶつ家族」(全10巻)/ 岩崎書店、「夢見る動物たち」/ 講談社、
  「失敗、しっぱい、また失敗」/ 山と渓谷社、「ペアパンダ」/ 小学館、
  「世界の野生動物」(全18巻)/ 小峰書店等 約150冊

CD-ROM
  「動物への愛限りなく」/イメージライブラリー、
「マルチメディア哺乳類図鑑」「哺乳類」/アスキー、
「楽園讃歌」/メディアファイブ

作品収蔵先
  東京都写真美術館、静岡県庵原郡蒲原町立図書館、神奈川県川崎市市民ミュージアム
高知県佐川町立図書館、北海道東川町文化ギャラリー

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