新製品はいずれも、素早い立ち上がりで定評のあるオンデマンド定着方式や、高速で画像を処理する独自のページ記述言語など、優れた独自技術を継承しつつ、ビジネス用レーザープリンターおよびレーザープリンター複合機としての生産性をさらに高めたモデルです。
新製品“LBP3950/LBP3900”は、さらなる高速化と小型化を追求したA3対応のモノクロレーザープリンターです。画像処理のさらなる高速化を実現したページ記述言語「LIPS LX」や、従来から高い定評を得ている同「LIPS IV」などから成る「LIPS Ⅴ」の採用と、柔軟なシステム拡張を可能にする「MEAP-Lite(ミープ・ライト)」※への対応により、高い生産性と拡張性を実現しています。また、“LBP3950”で毎分35枚、“LBP3900”で同25枚の出力スピード(いずれもA4ヨコ)を備えているため、大量印刷もストレスなく行えます。さらに、置き場所に困らないコンパクトなボディを実現しており、オフィスの省スペース化にも貢献します。
新製品“LBP3500”は、毎分25枚(A4ヨコ)の出力スピードを備えるとともに、オフィス文書を高速で処理するページ記述言語「CAPT(Canon Advanced Printing Technology)」を採用した、A3対応のエントリーモデルです。
新製品“LBP3300”は、自動両面ユニットを標準装備した、ハイコストパフォーマンスのA4対応モデルです。毎分21枚(A4タテ)での高速出力や、A4サイズの用紙を最大500枚積載できるカセット給紙の採用など、多様なニーズに応えるための充実した機能・性能を備えています。
新製品“MF5770”は、プリンター、コピー、ファクス、カラースキャナーの4機能を搭載したネットワーク標準対応のモノクロレーザープリンター複合機です。最大50枚の原稿積載が可能なオートドキュメントフィーダーの採用により、大量のコピーやスキャンを効率良く処理します。
新製品“MF3220”は、プリンター、コピー、カラースキャナーの3機能を、コンパクトなボディに凝縮したエントリークラスのモノクロレーザープリンター複合機です。
※オプションのインテリジェントコントローラー「NB-J2」(2006年6月以降発売の予定)が必要です。
【レーザープリンター/レーザープリンター複合機の市場動向】
2005年のレーザープリンターの市場規模は、世界市場で約2,100万台、国内市場で約100万台でした。2006年は、世界市場では前年比105%の約2,200万台、また国内については前年と同規模になると予想しています。
一方、2005年のレーザープリンター複合機(A4サイズ対応機でカラーを含む)の市場規模は、世界市場で約330万台、国内市場で約5万台でした。2006年は、世界市場で前年比109%の約360万台、国内で同140%の約7万台になると推定しています。(キヤノン調べ)
【開発の背景】
昨今の技術革新や生産革新により高機能化と低価格化が進むレーザープリンター/レーザープリンター複合機は、オフィス市場はもちろんSOHO市場においても一層の普及が進展するとともに、その用途がますます多様化しています。そのような状況の中、レーザープリンター/レーザープリンター複合機には、高速出力や高画質といった基本性能だけでなく、操作性や拡張性のさらなる向上が求められています。
キヤノンはこの背景のもと、「Satera」シリーズのレーザープリンターとレーザープリンター複合機のラインアップを大幅に強化しました。今回発売する新製品はいずれも、基本機能である画質や出力スピードの一層の向上を図るとともに、快適な操作性や柔軟な拡張性を追求して開発されたものです。これによりキヤノンは、大規模事業所からSOHOにいたるまで、ビジネスにおける幅広いユーザーニーズに的確に対応して行きます。