新製品“DC40”は、動画も静止画も高画質な撮影が行える「写真DV」シリーズのDVDビデオカメラ最上位モデルです。DVDビデオカメラとして最高の画素数を誇る4.3メガピクセルCCDを搭載しており、RGB原色フィルターや映像エンジン「DIGIC DV」、光学10倍のキヤノンズームレンズなどにより、卓越した解像感と豊かな階調性を持つ動画と静止画を8cmDVD-R/-RWメディアに記録できます。
また、スムーズな連続曲面で構成される滑らかな「Curvature Design(カーバチャーデザイン)」が、DCシリーズの特徴であるディスクの円弧を外観形状に反映したボディラインと相まって、シリーズ最上位モデルにふさわしい高級感を演出しています。
さらに、電源と連動した内蔵レンズカバーの採用や、miniSDメモリーカードとDVDメディアを活用した2ウェイ静止画撮影機能などにより、高度な使い勝手を実現しています。
新製品“FV M300”は、昨年2月に発売されたデジタルビデオカメラ「FV M200」の後継機種です。個々のパーツやデザインの見直しにより、「FV M200」と比較して幅15mm、高さ1mm、奥行き22mmをそれぞれ小型化するとともに、質量を130g軽量化し約370gとするなど、携帯性を大幅に向上しています。また、メガピクセルCCDに対応した超小型・高倍率の光学20倍ズームレンズを搭載することにより、望遠撮影にも威力を発揮します。さらに、1.3メガピクセルCCD※と映像エンジン「DIGIC DV」などにより、動画・静止画ともに高画質を実現しているほか、ツインLEDライトの搭載や内蔵レンズカバーの装備など、機能性や操作性も向上しています。
なお、今回の新製品はいずれも、16:9の画角をそのまま表示できるワイド液晶モニターの採用や、CCDの水平方向の画素を有効に利用する高解像度ワイドTVモードなど、急速に普及しているワイドTVに対応したさまざまな撮影・再生機能を内蔵しています。
さらに、9点測距AiAFや連写機能などの充実した静止画撮影機能を備えているほか、撮影した静止画をワンプッシュで簡単にプリントできる「イージーダイレクトボタン」の装備や標準規格である「PictBridge」への準拠など、幅広くダイレクトプリントを楽しむことも可能です。
※動画記録時の有効画素数は約75万画素。静止画記録時の有効画素数は約100万画素。
【デジタルビデオカメラの市場動向】
2005年のビデオカメラ全体の世界市場規模は、約1,550万台と推定されます。その中で、ミニDV方式のデジタルビデオカメラは対前年比約3%増の約1,070万台と推定され、ビデオカメラ市場においては依然多くの割合を占めています。一方、アナログ方式のビデオカメラが台数を減らす中、DVDビデオカメラの市場が世界規模で大きく伸長しており、2005年は前年と比べ2倍以上となる240万台と推定されます。2006年のビデオカメラ全体の世界市場規模は、対前年比1%増の約1,560万台になると予想されます。(キヤノン調べ)
【開発の背景】
キヤノンは、業務用としても使用できる高級モデルからエントリーモデルまで幅広いデジタルビデオカメラのラインアップを用意しています。今回開発した新製品は、DVDプレーヤーなど各種DVD機器の普及に伴い、急速に市場を拡大しているDVDビデオカメラのハイクラスモデル“DC40”と、安定した人気を持つミニDV記録方式のミドルクラスモデル“FV M300”の2機種です。いずれも、キヤノンの誇る光学技術を駆使した高倍率ズームレンズと、独自開発の映像エンジン「DIGIC DV」などにより、動画・静止画ともに高精細な撮影が行えるほか、美しい曲面で構成されたスタイリッシュなボディデザインに仕上げています。また、近年、急速に拡大するワイドTVの普及に合わせ、ワイド液晶モニターの装備や、高解像度ワイドTVモードの搭載など、要望の多かったワイド映像の撮影・再生機能を強化しています。