ニュースリリース

2005年12月5日

キヤノン販売が伊藤忠子会社のインクマックスと布プリントビジネスで協業



キヤノン販売株式会社(社長:村瀬 治男)は、伊藤忠商事株式会社(社長:小林 栄三氏)の子会社である株式会社インクマックス(社長:中谷 眞造氏)と、特殊加工を施した布地に大判インクジェットプリンターで直接プリントを行なう布プリントビジネスで協業します。

この件に関するお問い合わせ先

キヤノン販売株式会社 LFP商品企画課
TEL 03-6719-9754



布プリントとはインクジェットプリンターを使って絵柄や写真を布地に直接印刷する染色技術で、パソコン上で作成したデザインや気に入った画像データをオンデマンドで直接布地にプリントできるために、従来の染色技術にはないメリットがあります。技術開発ベンチャーである株式会社デンエンチョウフ・ロマン(社長:渡邊 一枝氏)が開発した顔料固着前処理液(ポリマー)とそのコーティング加工技術は、プリント後も風合いが変わらず耐水性・耐洗濯性・耐光性に優れていること、大規模な設備がいらず染色工場等の既存の設備を使った加工が可能なこと、小ロット・オンデマンドプリント用途に適していること、環境負荷が少ないこと、人体に安全であることなどの特長を有しており、繊維業界や印刷業界をはじめ様々な業界から注目されています。

今回の協業はこの布プリントの普及を目的とするもので、各社それぞれ得意とする販路で布プリントビジネスを展開していきます。キヤノン販売は、インクマックスが取り扱う布地の品質評価を担当し、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF W8400」で出力できるメディアとして対応用紙のラインアップに加えます。これにより、キヤノン販売およびキヤノン販売グループ企業やビジネスパートナーを通じて、アパレル関連メーカー、デザイナー、服飾学校を中心に、「imagePROGRAF W8400」と布メディアを販売していきます。
インクマックスは伊藤忠商事とデンエンチョウフ・ロマンとの共同出資により設立した会社で、デンエンチョウフ・ロマンが開発した顔料固着前処理液を使った布メディアの販売および「imagePROGRAF W8400」とその消耗品の販売を行ないます。総合商社である伊藤忠商事の幅広いネットワークを活用して、アパレル業界や印刷業界に拡販していきます。

なお、12月7日から9日までの3日間、東京ビックサイトで開催される繊維総合見本市「ジャパン・クリエーション2006」では、インクマックスのブースにおいて「imagePROGRAF W8400」を展示し、特殊加工を施した布地「綿ブロード」での出力デモンストレーションを行ないます。

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