ニュースリリース

2005年11月10日

キヤノンが放送機器2機種を発売
ポータブルタイプのHDTV用超望遠ズームレンズ "キヤノン HJ18e×28B"
スタジオ用パン・チルトシステム "キヤノンU-5E"



キヤノンは、小型・軽量化を実現したポータブルタイプのHDTV用超望遠ズームレンズ "キヤノンHJ18e×28B" と、スタジオ用パン・チルトシステム "キヤノンU-5E" を来年4月中旬より発売します。

HJ18e×28B
HJ18e×28B
U-5ELD
U-5ELD(レンズ、カメラ装着時)

●キヤノン HJ18e×28B(IRSE)※1‥‥発売日:2006年4月中旬
●キヤノン HJ18e×28B(IASE)※2‥‥発売日:2006年4月中旬
●キヤノン U-5EL※3‥‥発売日:2006年4月中旬
●キヤノン U-5ELD※4‥‥発売日:2006年4月中旬
※1フォーカスサーボモーターなし。
※2フォーカスサーボモーター内蔵タイプ。
※3リモート操作専用タイプ。レンズ、カメラは別途必要。
※4リモート操作/マニュアル操作兼用タイプ。レンズ、カメラは別途必要。
● 放送・業務用映像機器ホームページへ

この件に関するお問い合わせ先

キヤノン販売株式会社 放送機器営業部
TEL 03-3740-3304(直通)



新製品"HJ18e×28B" は、クラス最長の望遠端焦点距離500mmと、内蔵の2倍エクステンダー使用時には焦点距離1,000mmの超望遠撮影を可能にした、ポータブルタイプのHDTV用ズームレンズです。大幅な小型・軽量化を実現することにより、超望遠レンズでありながらレンズと本体を支えるサポーターを必要とせず、機動性と可搬性を飛躍的に向上しています。
また、情報ディスプレイと十字操作キーの搭載による使い勝手の向上やズームスピードの高速化、自由曲面の多用化によりホールド感を高めるエルゴノミクスデザインの採用など、優れた操作性を実現しています。

新製品"U-5E" は、高精度な動作と静粛性で高い評価を得ているスタジオ用パン・チルトシステム「U-5」シリーズの最新モデルです。従来モデルに比べ、パン(左右方向)、チルト(上下方向)の動作を高速化することで映像の素早い切替えを可能にしました。
リモート操作やプリセット操作が可能な "U-5EL" 、マニュアル操作への切替えも可能にした "U-5ELD" の2モデルを用意し、用途に応じた使い分けが行えます。

なお、新製品はいずれも、鉛フリーのはんだや光学ガラスを全面採用するなどRoHS指令を先取りする環境配慮設計を行っています。
これらの製品は、11月16日から18日まで幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2005」に出展されます。


 サポーターを必要としないポータブルHDTVカメラ用レンズとして。2005年11月3日現在。

【市場動向と開発の背景】

近年、放送用・業務用のHDTVカメラやそのバッテリーは、技術の進展に伴い、急速に小型・軽量化が進んでいます。さらに、記録媒体としてディスクやメモリーカードなどの採用が進みつつあり、HDTV用レンズにもさらなる小型・軽量化を望む声が高まってきています。
また、環境への関心が世界的に高まるなか、放送用機器においても環境配慮製品が求められています。
キヤノンはこうした市場動向を捉え、クラス最長の望遠端焦点距離と小型・軽量化を同時に実現し、さらに使い勝手の向上を図ったポータブルタイプのHDTV用ズームレンズ "HJ18e×28B" を市場投入します。
一方、スタジオ用パン・チルトシステムにおいては、発売以来、高精度な動作と静粛性で高い評価を得ている「U-5」シリーズの新モデル "U-5E" を発表します。

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