ニュースリリース2005年8月23日
プロ用デジタル一眼レフカメラとして基本性能の充実とさらなる進化を実現
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EOS-1D Mark II N (EF24-70mm F2.8L USM装着時) |
EOS-1D Mark II N(背面) |
● キヤノン EOS-1D Mark II N ‥‥ オープン価格(発売日:2005年9月下旬)
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新製品 "EOS-1D Mark II N" は、昨年4月に発売した「EOS-1D Mark II」の後継機種として、約820万画素の自社製CMOSセンサー(APS-Hサイズ)や高性能映像エンジン「DIGIC II」といった優れた性能や機能を備えつつ、さらなる進化を遂げたプロ用デジタル一眼レフカメラです。最高約8.5コマ/秒の世界最高速連写※1を継承しながら、連続撮影可能枚数約48枚※2を実現しています。さらに "EOS-1D Mark II N" では、ユーザーの作画意図に応じて、多彩な写真表現を簡単に実現する新機能「ピクチャースタイル」を搭載しました。この機能により、フィルムを選ぶような感覚で、「スタンダード」「ポートレート」「風景」「ニュートラル」「忠実設定」「モノクロ」の6種類から、写真表現・目的に合わせて最適なスタイルを選択することができます。なお、「ピクチャースタイル」が搭載されているEOS DIGITALにおいては、カメラの機種に依存しない共通の画像特性が得られます。
また、上下・左右各170度という広視野角を実現した、2.5型・約23万画素の液晶モニターを搭載するとともに、任意選択したAFフレームを中心に開始できる拡大ズーム表示など、再生機能における使い勝手の向上を図りました。さらに、撮影直後の画像表示中からの拡大ズーム表示、撮影情報表示の内容充実、RAW画像とJPEG画像の2スロットへの振り分け同時記録、新規フォルダの自動作成、長秒時露光のノイズ自動低減、マニュアルフォーカス時に威力を発揮する新フォーカシングスクリーンなど、プロカメラマンからの声を最大限に反映し、従来機種を大幅に上回る快適な操作性を実現しています。
※1 デジタル一眼レフカメラとして。2005年8月12日現在。
※2 JPEG・ラージ(JPEG画質8)。キヤノン純正CFカード「FC-512MSH」使用時。
【デジタル一眼レフカメラの市場動向】
昨年のデジタル一眼レフカメラ市場(全世界)は、業界初の本格的な普及モデル「EOS Kiss Digital」や、ハイアマチュア向けの「EOS 20D」がユーザーからの高い評価を得たことに加え、各社からもデジタル一眼レフカメラ新製品の市場投入が相次ぎ、対前年比3倍弱の約248万台でした。2005年は対前年比約4割増の約350万台と、引き続き同市場の拡大が期待されています。(キヤノン調べ)
【開発背景】
プロ用の機材には、画質はもちろん、撮影者の意志に迅速に反応するレスポンス性能、ボディの堅牢性や耐久性など、あらゆる面で最高水準が求められます。昨年4月に発売した「EOS-1D Mark II」は、約8.5コマ/秒の世界最高速連写※による機動性を活かし、スポーツ・報道分野を中心に、ポートレート撮影や商品撮影、さらには風景写真といった分野にも威力を発揮し、きわめて高い評価を獲得してきました。
今回の新製品 "EOS-1D Mark II N" は、広視野角を実現した2.5型・約23万画素液晶モニターの搭載や、画像再生機能の充実に伴う機動性の向上など、基本性能の進化と熟成を図るとともに、「EOS-1D Mark II」に寄せられたユーザーの要望にきめ細かく対応した、プロ用デジタル一眼レフカメラとして開発されました。35mmフルサイズ・有効画素数約1670万画素の自社製CMOSセンサーを搭載した「EOS-1Ds Mark II」(2004年11月発売)と並び、EOS DIGITALシリーズのフラッグシップモデルとして位置づけられており、ユーザーは撮影用途や目的に応じて選択することができます。
※ デジタル一眼レフカメラとして。2005年8月12日現在。