新製品 "EF24-105mm F4L IS USM" は、開放値F4のL(Luxury)レンズのラインアップを構成する標準ズームレンズとして、広角24mmから中望遠105mmまでの幅広いズーム域を実現するとともに、手ブレ補正機構を搭載しました。非球面レンズやスーパーUDレンズ(キヤノン独自の特殊低分散ガラス)といった特殊光学材料を使用することで諸収差を良好に補正し、Lレンズにふさわしい高画質を実現しています。また、過酷な撮影条件下でも高い信頼性を発揮する防塵・防滴構造の採用や、フルタイムマニュアルフォーカス機構の搭載など、プロやハイアマチュアの要求にも応える高性能を備えています。
新製品 "EF70-300mm F4-5.6 IS USM" は、世界初※の手ブレ補正機構を搭載したレンズとして長年にわたり好評を博してきた望遠ズームレンズ「EF75-300mm F4-5.6 IS USM」(1995年9月発売)の後継機種です。UDレンズを使用することで諸収差を良好に補正し、従来機種以上の高画質を実現するとともに、手ブレ補正機構の高性能化を図りました。このほか、レンズ全長を最短のワイド位置で保持するズームリングロック機構を搭載しています。
いずれも、デジタル一眼レフカメラの撮像素子部分で反射した光が画質に悪影響を及ぼさないように配慮した光学設計を採用するとともに、コーティングの最適化により、フレアやゴーストの抑制と良好なカラーバランスの両立を図りました。また、光学系を鉛フリーガラスのみにより構成するなど、環境に配慮した設計を行っています。
※一眼レフカメラ用交換レンズとして。
【開発背景】
EF24-105mm F4L IS USM
デジタル一眼レフカメラの登場に伴い、交換レンズには今まで以上に高い性能が求められています。こうした中、キヤノンは、望遠ズームの「EF70-200mm F4L USM」(1999年9月発売)と、広角ズームの「EF17-40mm F4L USM」(2003年5月発売)という、開放値F4のL(Luxury)レンズを市場投入し、プロやハイアマチュアユーザーから高い評価を得てきました。今回の新製品 "EF24-105mm F4L IS USM" は、F4Lズームレンズのラインアップの完成を目的に開発された標準ズームレンズで、広角24mmから中望遠105mmまでの幅広いズーム域と、高性能の手ブレ補正機構を備えています。
EF70-300mm F4-5.6 IS USM
一眼レフカメラ用交換レンズとして、世界で初めて手ブレ補正機構を搭載した望遠ズームレンズ「EF75-300mm F4-5.6 IS USM」は、1995年の発売以来、ハイアマチュア層を中心とする多くのユーザーから高い支持を得ています。この後継機種として開発された新製品 "EF70-300mm F4-5.6 IS USM" は、より高い光学性能を求めるユーザーの要望に対応しつつ、手ブレ補正機構の性能をより一層向上させることにより、デジタル一眼レフカメラにも対応した高機能・高性能を実現しています。