ニュースリリース

2005年4月8日

キヤノンが放送用・業務用映像機器のラインアップを拡充
○放送用HDTVズームレンズ "キヤノン HJ17e×7.6B"
○高画質業務用リモートコントロールズームレンズ "キヤノン KH19×6.7 KTS"



キヤノンは、クラス最短※1の至近撮影距離0.56mを実現したポータブルタイプのHDTV用ズームレンズ "キヤノン HJ17e×7.6B" を6月下旬から、高画質な業務用リモートコントロールズームレンズ "キヤノン KH19×6.7 KTS" を8月下旬から、それぞれ発売します。
※1 HDTV用標準ズームレンズとして。2005年4月1日現在。

HJ17e×7.6B
HJ17e×7.6B
KH19×6.7 KTS
KH19×6.7 KTS

キヤノン HJ17e×7.6B(IRSE※2‥‥価格(税別) 200万円(発売日:2005年6月下旬)
キヤノン HJ17e×7.6B(IASE※3‥‥価格(税別) 215万円(発売日:2005年6月下旬)
キヤノン KH19×6.7 KTS‥‥価格(税別) 95万円(発売日:2005年8月下旬)
※2 マニュアルフォーカスタイプ。
※3 フォーカスモーター内蔵タイプ。

●放送・業務用映像機器ホームページへ

この件に関するお問い合わせ先

キヤノン販売株式会社 映像機器営業部
TEL 03-3740-3304 (直通)



新製品 "HJ17e×7.6B" は、高画質なポータブルHDTV用ズームレンズとして好評を博している、「HJ17e×7.7B」(2003年12月発売)の姉妹機種で、高い光学性能を持ったENG※1用ズームレンズです。キヤノン独自の光学素子と、その素子の特性を最大限に引き出す設計技術「パワーオプティカルシステム」により、報道・ドキュメンタリー撮影の現場で求められる小型・軽量化を実現するとともに、クラス最短※2の至近撮影距離0.56mを達成しています。また、ドライブユニットにエンコーダー※3を標準搭載することにより、ワイド端から望遠端までのズーム速度を0.5秒の高速ズームから5分以上のスローズームまで幅広いスピードで制御できるほか、フォーカスやアイリスの高精度な制御も可能です。

新製品 "KH19×6.7 KTS" は、ソニー株式会社が開発した多目的HDコンパクトカメラ「HDC-X300」用のハンディズームレンズ「KH19×6.7 KAS」(2004年7月発売)の姉妹機種です。ズームとフォーカスの駆動を電動サーボ化することで、小型パンチルトシステムへの搭載に最適なリモートコントロール専用ズームレンズに仕上げました。POV※4カメラや情報カメラ、お天気カメラなどの用途に対応したボックス型のカメラである「HDC-X300」との連動により、全ズーム領域において高精度なオートフォーカスと高いコントラストを実現します。さらに、フランジバック調整を自動化するなど、先進の機能を内蔵しています。

また、これらの製品は、4月18日から21日までアメリカのラスベガスで開催される放送機器展「NAB 2005」に出展されます。


※1 Electronic News Gatheringの略です。
※2 HDTV用標準ズームレンズとして。2005年4月1日現在。
※3 ズームやフォーカス、アイリスなどの位置を測定するデバイス。
※4 Point of Viewの略で、スポーツやイベント中継などで使われる固定映像用の定点カメラです。

【市場動向と開発の背景】

放送のデジタル化は、放送局の送信設備のみならず、制作機材や制作手法にも大きな変化をもたらしており、ますます高精度で複雑な制御や多様化する制作手法への対応が放送用レンズに望まれています。さらに、環境への関心が世界的に高まるなか、プロ機材である放送用レンズにおいても環境配慮製品が求められています。
キヤノンはこうした市場動向を捉え、デジタル機能のさらなる向上を図ったHDTV用ハンディズームレンズとして、クラス最短の至近撮影距離と、小型・軽量化を実現しながら、エンコーダーを標準搭載することによりデジタル機能を強化した "HJ17e×7.6B" を市場投入します。
また、2004年7月の発売以来、POVカメラや情報カメラ、お天気カメラなどさまざまな用途に対応し注目を集めている多目的HDコンパクトカメラ「HDC-X300」用として、特に要望の多かった、小型パンチルトシステムへの搭載に適したリモートコントロールズームレンズ "KH19×6.7 KTS" を市場投入します。


 HDTV用標準ズームレンズとして。2005年4月1日現在。

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