新製品 "IXY DIGITAL 600" は、デザインと性能の両面で飛躍的な進化を遂げた、IXY DIGITALシリーズの最上位モデルです。デザイン面では、「400」(2003年3月発売)から「500/450」(2004年3月発売)へと続いたフォルムを約2年ぶりに一新しました。連続した曲面で全体を構成する「Curvature Design(カーバチャーデザイン)」という手法により、手に馴染みやすく滑らかなフォルムを実現し、シリーズのフラッグシップモデルにふさわしい極上の高級感を演出しています。性能面では、シリーズ初の高精細7.1メガピクセルCCDを搭載しました。プロ向けの最高級デジタル一眼レフカメラ「EOS-1Ds MarkII」にも搭載されている高性能映像エンジン「DIGIC II」による、解像感やホワイトバランス精度の向上と相まって、さらなる高画質化を実現しています。また、「DIGIC II」による起動時間の短縮やAFの高速化をはじめ、液晶モニターの大型化(1.5型から2.0型へ)と高機能化などを図ることで操作性を大幅に向上し、快適な撮影環境を提供しています。このほか、被写体の特定色だけをカメラ内で変換/強調できる「マイカラー」機能を新たに搭載し、撮影の楽しみも一層拡大しました。
新製品 "IXY DIGITAL 55" は、「50」(2004年10月発売)の優れた性能とデザインを踏襲し、高画質で快適な撮影が行える、シリーズの中核モデルです。5.0メガピクセルCCDと高性能映像エンジン「DIGIC II」により、高画質とクイックレスポンスを両立しています。新たに「マイカラー」機能を搭載したほか、USB 2.0 Hi-Speed対応による高速転送、動画撮影中のデジタルズーム、ワンプッシュ操作で液晶モニターの明るさを最大にできる「LCDブースター」機能、暗いシーンで液晶モニターの画像を自動的に明るく表示する「ナイトビュー」機能など、 "600" と同様の優れた機能を豊富に搭載しています。
新製品 "PowerShot A520/A510" は、全世界で好評を博した「A85」(2004年9月発売)をフルモデルチェンジした、PowerShot Aシリーズの新世代スタンダードモデルです。シリーズ初となる新開発の沈胴式光学4倍ズームレンズを搭載しつつ、使用電池数の削減(単三形4本駆動から2本駆動へ)や小型ライトガイドズームストロボの搭載、記録媒体の変更(コンパクトフラッシュカードからSDメモリーカード/マルチメディアカードへ)などにより、従来機種と比べて大幅な小型・軽量化を実現しました。小型ながらもホールド性や操作性に優れたフォルムを採用するとともに、グリップ部とレンズ周辺部にカラーアクセントを施し、高級感と軽快感を兼ね備えたデザインに仕上げました。さらに、「スペシャルシーンモード」を含む20通りの撮影モードや、スレーブ式の外部ストロボ「ハイパワーフラッシュHF-DC1※」を加えた豊富なシステムアクセサリーなど、撮影の楽しみを手軽に実感できる環境を提供しています。なお、 "A520" は4.0メガピクセル、 "A510" は3.2メガピクセルCCDを採用しています。
※ PowerShot S/AシリーズとIXY DIGITALシリーズの全モデルに使用可能です。
【デジタルカメラ市場動向】
2004年のデジタルカメラの総出荷台数(全世界)は、対前年比37.7%増の約5,977万台、うち国内出荷は約855万台、輸出は約5,122万台でした。2005年においては、引き続き欧州、アジアが牽引役となって市場の成長が見込まれ、対前年比20.8%増の約7,220万台(国内出荷は約870万台、輸出は約6,350万台)になることが予想されています。(カメラ映像機器工業会調べ)