ニュースリリース
2004年10月13日

新光学エンジン「AISYS」の搭載により卓越した投写性能を誇る液晶プロジェクター
"キヤノン パワープロジェクター SX50" を発売



キヤノンは、液晶プロジェクターの新製品として、先進の光学技術を結集して開発した光学エンジン「AISYS」(エイシス=Aspectual Illumination System)を搭載することにより、高輝度・高コントラスト・高解像度を兼ね備えながら、小型・軽量化を実現した "キヤノン パワープロジェクター SX50" を11月下旬より発売します。

キヤノン パワープロジェクター SX50
キヤノン パワープロジェクター SX50

キヤノン パワープロジェクター SX50‥‥価格(税別) 598,000円(発売日:2004年11月下旬)

この件に関するお問い合わせ先

キヤノンお客様相談センター
TEL 050-555-90071
海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL 043-211-9348にお問い合わせください。



新製品 "SX50" は、高画質を実現する映像表示素子である反射型液晶パネルLCOSを採用しており、SXGA+(1400×1050画素)に対応する高精細な画像を投写することができる液晶プロジェクターです。LCOSは格子感が少ないシームレスな映像を投写できるため、透過型液晶パネルを採用したプロジェクターの投写画面に見えていた黒い格子が目立たず、滑らかな画像表現が可能です。また、画素間の隙間がほとんどないため、細かい文字や線などがクリアに表現でき、表計算ソフトやCADソフトなど情報量の多い映像表示に威力を発揮します。
今回、キヤノンでは、LCOSが持つこれらの特性を最大限に引き出すため、光学エンジン「AISYS」を新たに開発しました。光を縦方向と横方向の成分に分け別々に最適化を図ることで、2500lmの高輝度ながら、1000:1という高コントラストを達成し、従来は難しかった明るさとコントラストの両立を実現しています。
また、歪みや色ずれ・色にじみのない描写を実現する2枚の非球面レンズを採用し、ゴーストやフレアの原因となる反射光を抑えるコーティング技術など、高精細・高画質な投写を可能にする光学1.7倍広角ズームレンズを搭載しています。
さらに、光学エンジン「AISYS」と新開発広角ズームレンズによる光学系のコンパクト化は、本体の小型化にも貢献しており、3.9kgのクラス世界最軽量を実現しています。

機能面においては、色合いや色の濃さをきめ細かく調整できる6軸色調整機能や、映像にあわせて白飛びや黒つぶれを抑え適切な階調に自動的に補正するダイナミックガンマ機能、人の記憶にある色に近い鮮やかな色に補正を行う記憶色表示モードなど、先進のカラーコントロール機能を内蔵しています。
さらに、片手で簡単に角度調整が行えるスプリング付き調整脚の採用や、設置の自由度を高める上下左右最大±20度の台形ゆがみ補正機能の搭載、効率的な接続を可能にするコネクターの側面集中配置など、快適な操作環境を提供します。

【データプロジェクターの市場動向】

データプロジェクターは、一般のオフィスにおける強力なプレゼンテーションツールとしてだけではなく、ショールームやイベント会場での大画面投写や、教室における有効な教育ツールとして広く使用されており、その市場は急速に拡大しています。2003年度のデータプロジェクター市場は、全世界ベースで対前年比約35%増の約228万台、国内においては同約25%増の17万台であったと推定されます。2004年は全世界ベースで対前年比約38%増の約315万台、国内では同約21%増の約20万台と予測しています。(キヤノン調べ)

【開発の背景】

近年、データプロジェクターは活用シーンの幅が大きく広がっています。小中規模の会議室での使用はもとより、ショールームでのプロモーションツールとしての利用や、大会議室やホール、イベント会場などでの大画面プレゼンテーションなど、さまざまな用途で広く活用されています。
また、ノートパソコンの高性能化により、デジタル化された写真や動画などの高精細な画像を手軽に操作・利用できる環境となった現在、XGAからSXGA以上へと進むノートパソコンの高解像度化に対応して、プロジェクターに対してもさらなる高解像度化、高画質化への要望が増えています。
新製品 "SX50" は、このような市場動向を捉えて開発された高性能な液晶プロジェクターで、クラス世界最軽量のコンパクトボディながら、キヤノンの光学技術を結集したAISYSにより、SXGA+の高解像度映像を2500lmの高輝度、1000:1の高コントラスト比で投写する卓越した投写能力を備えています。
今回のSXGA+モデルの新製品 "SX50" の発売により、キヤノンの液晶プロジェクターは、 XGAモデルの「LV-7565」、「LV-7225」、「LV-7220」、「LV-X4」、SVGAモデルの「LV-5220」、「LV-S3」の計7機種となります。


 SXGA+対応の液晶プロジェクターにおいて。2004年10月10日現在。
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