新製品は、折りたたみ式の大型ディスプレイと大型十字キーの搭載など、デザインの良さと優れた操作性で高い評価を得ている「CF-SL70」「CF-SL50」「CF-S10」(いずれも2003年秋発売)の基本デザインや性能をそれぞれ継承しながら、さらなる簡単操作をサポートする新機能として、「ナビ」および「ワンタッチ」のボタンを追加した新ラインアップです。「ナビ」ボタンを押すと、「ファクスを送信する」「コピーをする」「電話帳を登録する」など、8つの目的メニューがディスプレイに表示され、行いたい操作を選択すると文字と音声にて操作方法を案内します。※1「ワンタッチ」ボタンは、使用頻度の高い送信先や通話先をあらかじめ3件まで登録しておくことが可能で、すばやくダイヤルすることができます。
FAXPHONEの新たなフラッグシップモデル "CF-SL75/SL75W" は、65,536色HVGAの表現力を持つ8.9インチの大型カラー液晶ディスプレイを搭載し、受信したファクスをA4サイズ幅そのままの大きさでフル表示することができます。また、 "CF-SL75/SL75W" および、5.1インチの大型カラー液晶ディスプレイを搭載した "CF-SL55/SL55W" の4モデルは、NTT東日本・NTT西日本の「Lモード※2」サービスに対応しており、電子メール(Lメール)の送受信や各種情報を容易に得ることができるほか、「メール音声読み上げ」機能や、NTT東日本・NTT西日本が提供する「写真Lメール」および「イラストLメール」の両サービスを利用することも可能です。このほか、今回新たに、日常の様々な場面で役立つ情報を満載した「べんりツールBOX」を追加しました。「留守録モンタージュ」「冠婚葬祭マナー事典」「おしらせカレンダー」「電卓」「ことわざ日めくり」「カレンダープリント」などの便利な機能を備えています。
新製品 "CF-S15/S15W" は、電話とファクスの基本性能を使い勝手よくシンプルにまとめた普及モデルです。3.4インチのバックライト付モノクロ液晶ディスプレイを搭載しているほか、着信ランプを液晶裏面に配置することにより、ディスプレイ収納時にも着信が確認できるなど、見やすさと操作性の良さを実現しています。
※1 | 「ナビ」機能は、"CF-SL75/SL75W/SL55/SL55W" に搭載しています。なお、 "CF-S15/S15W" は「ライトナビ」機能を備えています。 |
※2 | 別途、NTT東日本またはNTT西日本との契約が必要です。 |
【パーソナルファクス市場動向】
国内のパーソナルファクス市場は、電話機からの買い替えや、ファクスの多機能化による新しい機種への買い替え需要などにより、ここ数年、約250万台から300万台程度の安定した規模を維持しています。パーソナル向けのファクス専用機の市場規模は、やや縮小傾向にあるものの、ファクス機能を備えたインクジェット複合機へのシフトが進んでおり、ファクスへの需要と多機能化への期待は依然として高いものと考えられます。(キヤノン調べ)
【開発の背景】
キヤノンは、1996年に世界初※のカラーコピー機能を搭載した「CF-H1/CF-H1CL」を発売し、家庭用ファクシミリ市場に本格参入して以来、常に先進の技術を取り入れた製品開発を行ってきました。従来、印刷方式に独自のバブルジェット技術を採用したフルカラーファクスを提供してきましたが、昨年から、様々なユーザーニーズに応えるべく、熱転写方式を採用した製品をFAXPHONEシリーズの新ラインアップに加えました。今回、スタイリッシュ(Stylish)なデザインと、簡単で快適な操作性(Simple)、実用的で便利な機能(Smart)という3つの「S」をコンセプトに開発された「FAXPHONE Sシリーズ」において、さらに洗練されたデザインと使い勝手の良さを追求したモデルを提供することで、リビングルームにおける様々な生活シーンをサポートします。
※ パーソナルファクスとして。