2004年10月5日
オフィス用複合機のラインアップを大幅強化
カラー複合機2モデルとモノクロ複合機9モデルを発売
キヤノンは、カラー複合機の新製品2モデルと、モノクロ複合機の新製品9モデルを10月中旬より順次発売し、オフィス用複合機のラインアップの充実を図ります。
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海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、カラー複合機はTEL 043-211-9319、モノクロ複合機はTEL 043-211-9626にお問い合わせください。 |
新製品 "Color imageRUNNER iR C5800/iR C5800N" は、快適なカラー入出力が可能な、オフィス用カラー複合機の高速モデルです。両機種とも、カラー毎分15.5枚、モノクロ同58枚(いずれもA4)の高速出力と9,600dpi相当×600dpiの高画質を備えるとともに、アモルファスシリコン感光ドラムの採用により高耐久・安定稼動を実現しています。
新製品"imageRUNNER iR4570/iR3570/iR2870/iR2270" は、省スペース・省エネルギー・機能性の全てを追求した、オフィス用モノクロ複合機の普及モデルです。いずれも、印刷動作時のみ定着部を瞬時に昇温する省エネルギー技術「高速オンデマンド定着方式」を採用することにより、わずか1Wという極めて低いスリープモード時消費電力を実現しています。また、徹底した省スペース設計を図ることで、インナー2ビンフィニッシャー(オプション)を装備した場合でも、クラス最小水準※1の本体幅565mmを達成しています。機能面では、バージョンアップした高性能画像処理チップ「新iRコントローラ」の実装や、先進のページ記述言語「LIPS LX」の採用※3により、画像データ処理のさらなる高速化を実現しています。さらに、独自の機能拡張プラットフォーム「MEAP※2」や各種セキュリティー機能を搭載することで、システムの拡張性や通信機能の信頼性を大幅に向上しています。なお、新製品はコピー機能に特化した4モデルと、さらにプリンター/スキャナー/ファクス機能を搭載した4モデルの計8モデルからなり、それぞれ出力スピード別に、A4で毎分45枚(iR4570/iR4570F)、同35枚(iR3570/iR3570F)、同28枚(iR2870/iR2870F)、同22枚(iR2270/iR2270F)の各機種を用意しているため、使用環境にあわせて最適なモデルを選択することができます。
新製品 "imageRUNNER iR7270N" は、高速・高画質・高耐久を追求した、オフィス用モノクロ複合機のハイエンドモデルです。従来機種「iR7200」の優れた基本機能を継承しつつ、 "iR4570/iR3570/iR2870/iR2270" 同様に「新iRコントローラ」や「MEAP」を搭載することで、画像処理能力とシステム拡張性を大幅に強化しています。また、標準でネットワークプリンター機能を備えるほか、オプションでネットワークスキャナー機能を付加することもできるため、大量印刷から紙文書の高度な電子化、ネットワーク配信まで、幅広い用途で活用することができます。基本機能としては、毎分72枚(A4)の高速出力、2,400dpi相当×600dpi(プリント時)の高解像度を備えるとともに、アモルファスシリコン感光ドラムの搭載により高耐久・安定稼動を実現しています。
※1 2004年9月24日現在のオフィス用複合機として。
※2 iR4570/iR3570/iR2870/iR2270はオプションです。
※3 Multifunctional Embedded Application Platformの略です。
【デジタル複合機の市場動向】
2003年のデジタル複合機の市場規模は、世界市場で約380万台、国内市場で約37万台でした。2004年においては、カラー機の需要が堅調に推移し、世界市場では前年比約18%増の約450万台、国内市場では約30%増の約48万台と予想しています。(キヤノン調べ)
【開発の背景】
近年、環境保全への関心が高まる中、電気電子機器の差別化仕様のひとつとして、特定化学物質の廃絶や、エネルギー消費効率の向上といった環境スペックが注目されるようになりました。特に、TCO(Total Cost of Ownership)を重視するオフィスにおいては、環境配慮面はもちろん、高いエネルギー消費効率がコスト削減も可能にすることから、オフィス用複合機に対する省エネルギー化へのニーズはますます高まりつつあります。
一方、機能面では、デジタル技術や通信技術の進展により、複合機は、ネットワークを介してより高度に使用されるようになったことから、高生産性・高画質に加え、高い拡張性やデータ処理能力がより一層求められるようになりました。
キヤノンはこのような多様なニーズに対応すべく、カラー、モノクロの両ジャンルにおいて、環境性能、画像処理能力に優れた、計11モデルの新製品を開発し、市場投入します。
新製品 "Color imageRUNNER iR C5800/iR C5800N" は、高速、高画質のカラー入出力で定評のある「iR C6800/iR C6800N」(2003年発売)の姉妹機種で、「カラーiRコントローラ」や高圧縮PDFなど先進の画像処理技術を満載しています。
新製品 "imageRUNNER iR4570/iR3570/iR2870/iR2270" は、さらなる省エネルギーと使い勝手を追求して開発されたモデルです。キヤノンが長年蓄積してきた環境技術を一層進化させることで、スリープモード時の消費電力をわずか1Wに抑えるとともに、スリープモードからの復帰時間を10秒に削減した、実用的な省エネルギー製品です。また、機能面では、最新の画像処理チップを搭載することで、データ処理のスピードを大幅に高めています。
新製品 "imageRUNNER iR7270N" は、高速・高画質・高耐久で定評のある「iR7200」(2001年発売)の後継機種で、画像データ処理の高速化やシステム拡張性の向上を目的に開発されたモデルです。
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