2004年9月22日
キヤノンがIXY DIGITALシリーズの新世代モデル3機種を発売
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薄型ボディにコンパクトデジタルカメラ初の「DIGIC II」を搭載した "IXY DIGITAL 50/40" |
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新しい4色のカラーバリエーションを用意した "IXY DIGITAL L2" |
キヤノンはIXY DIGITALシリーズの新世代モデルとして、"IXY DIGITAL 50/40" および "IXY DIGITAL L2(エル・ツー)" の3機種を10月上旬より順次発売します。
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新製品 "IXY DIGITAL 50/40"は、「コンパクト&スタイリッシュ」というシリーズの基本コンセプトを継承し、優れた画質とカメラらしい使いやすさにこだわりながら、さらなる薄型化・小型化・高性能化を実現した新世代のIXY DIGITALです。
高画質の核となる映像エンジンには、優れた画像処理能力で高い評価を得ている「DIGIC」をさらに大きく上回る性能を持ち、プロ用デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark II」にも採用している「DIGIC II」を、コンパクトデジタルカメラとして初めて搭載しました。解像感・階調性・ホワイトバランスの精度はもとより、起動時間の短縮化、AFの高速化など、画質・機能・レスポンスが大きく向上しています。
一方、ボディサイズにおいては、従来機種「30a」(2004年4月発売)に対し、光学ズームの高倍率化(2倍から3倍)や、液晶モニターの大型化(1.5型から2.0型)を図りつつも、"50"では約3.2mm※1の薄型化をはじめ、体積比で約83%※1の小型化と質量比で約35※1の軽量化を達成しました。この実現には、ガラスモールド非球面レンズとして世界最高※2の屈折率を誇る「UAレンズ」を用い、沈胴時の全長を1ユーロセント硬貨大(直径16.25mm)に収めた、シリーズ最小となる新開発の光学3倍ズームレンズや、SiP(System in Package)※3に代表される高密度実装技術の採用など、数々の先進技術が大いに貢献しています。
さらに、"50"と"40"は、兄弟機種ながら全く異なるデザイン・素材・仕上げを採用し、CCDの画素数("50"=4.0メガピクセル/"40"=3.2メガピクセル)以外にも選べる楽しさを提供しています。
新製品 "IXY DIGITAL L2"は、昨年10月の発売以来、多くの話題を集めた「IXY DIGITAL L」の後継機種です。「L」と同様に、素材・形状・仕上げにこだわった外観は、人気の「プラチナシルバー」に3つの魅力的な新色を加えた4色のカラーバリエーションを用意しました。また、5.0メガピクセルCCDの搭載による高画素化に加え、9点測距AiAFやカメラの縦/横位置を自動的に検知する「SIセンサー」を新たに搭載することで、さらなる高画質化を実現しました。また、5種類のシーンモードをはじめ、本体背面の「イージーダイレクトボタン」や「IDフォトプリント」、「ムービープリント」といった新機能の採用により、使いやすさも格段に向上しており、デザインと性能を高い次元で融合させたモデルに仕上げています
※1 "40"は、「30a」と比べ、約2.8mmの薄型化、体積比で約85%の小型化、質量比で約50gの軽量化を実現しています。
※2 キヤノン調べ。2004年9月15日現在で、製品に搭載されている非球面レンズにおいて。
※3 複数の異なる機能チップを実装し、単一の半導体パッケージとしてモジュール化すること。
【デジタルカメラ市場動向】
2003年のデジタルカメラの総出荷台数(全世界)は、対前年比76.8%増の約4,341万台、うち国内出荷は約844万台、輸出は約3,497万台でした。2004年においては、対前年比40.3%増の約6,090万台(国内出荷は約942万台、輸出は約5,148万台)になることが予想されています。(カメラ映像機器工業会調べ)
【開発の背景】
昨今のデジタルカメラに見られる傾向として、液晶モニターの大型化やボディの薄型化といった特徴が挙げられます。こうした中、"IXY DIGITAL 50/40"は、カメラらしさを大切に考え、両手でしっかりと構えるためのボディ中央寄りのレンズ配置や、光軸が安定するため高画質化に最適なストレート沈胴方式ズームレンズの採用など、「撮影するための道具」として一切妥協することなく、バランスの取れた薄型ボディを実現した新世代のIXY DIGITALです。一方、"IXY DIGITAL L2"は、上質で洗練されたスタイルを提案した「IXY DIGITAL L」の後継機種として、新色3つを加えた4色のカラーバリエーションの展開と、さらなる高画質化・高機能化を図り、カメラとしての魅力を一段と向上させました。今回の新製品3機種は、初代「IXY DIGITAL」に込められた「撮る楽しみ」と「持つ喜び」という思想を受け継ぐものとして、カメラとしての高い信頼性と、質感にこだわった「コンパクト&スタイリッシュ」ボディで、より多くのユーザーの期待に応えていきます。
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