ニュースリリース
2004年7月28日

カラー複合機のラインアップおよびシステムを大幅拡充
「MEAP」搭載の "iR C3220シリーズ" と "iR C2620シリーズ"
カラー複合機の機能を強化する "Color imageRUNNER Workplace Gateway"



キヤノンは、ニーズに合わせて機能を強化・拡張できる、キヤノン独自のJavaTMアプリケーションプラットフォーム「MEAP※1(ミープ)」を搭載したカラーネットワーク複合機4モデル※2と、カラー複合機の高度な機能拡張・強化を可能にするコントローラー "キヤノン Color imageRUNNER Workplace Gateway(カラー・イメージランナー・ワークプレイス・ゲートウェイ)" を、8月10日より順次発売します。

※1 Multifunctional Embedded Application Platformの略です。
※2 詳細はモデル別機能一覧表を参照下さい。


キヤノン Color imageRUNNER iR C3220N
キヤノン Color imageRUNNER iR C3220N
オプションのColor imageRUNNER Workplace Gatewayなど装着時。

キヤノン Color imageRUNNER iR C3220‥‥価格(税別) 159万円(発売日:2004年8月10日)
キヤノン Color imageRUNNER iR C3220N‥‥価格(税別) 174万円(発売日:2004年8月10日)
キヤノン Color imageRUNNER iR C2620‥‥価格(税別) 134万円(発売日:2004年9月上旬)
キヤノン Color imageRUNNER iR C2620N‥‥価格(税別) 149万円(発売日:2004年9月上旬)
キヤノン Color imageRUNNER Workplace Gateway※3‥‥価格(税別) 59万8千円(発売日:2004年8月17日)

※3 "Color imageRUNNER Workplace Gateway" は "WPGW コントローラ・A1" と "WPGW ディスプレイ・A1" 、"WPGWシステムラック・A1" から構成されます。



新製品 "キヤノン Color imageRUNNER iR C3220/iR C3220N/iR C2620/iR C2620N" は、快適なカラー入出力を実現し市場で好評を博した「iR C3200」(2002年11月発売)の後継機種です。カラー・モノクロとも毎分32枚(A4標準原稿、iR C2620/iR C2620Nは毎分26枚)の高速出力や9,600dpi相当×600dpiの高画質などの優れた機能を継承しつつ、今回新たに、Java言語で開発されたアプリケーションソフトを実行させる、キヤノン独自のプラットフォーム「MEAP」を搭載しています。「MEAP」対応のアプリケーションソフト※4をインストールすることで、出力枚数の部門別集計機能の追加や、ネットワークセキュリティー機能の強化など、ニーズに合わせて機能を拡張することが可能です。
また、コピーやプリント時に生成された画像データの完全消去※5や、電子化文書の手軽な暗号化※6、複合機の使用履歴を把握するための個人認証など、各種情報の高度なセキュリティー管理を可能にする、さまざまな機能を備えています。

新製品 "Workplace Gateway" は、カラー複合機「Color imageRUNNER」シリーズ※7に接続することで、複合機の使い勝手や操作性、セキュリティー管理、システム連携などを大幅に強化・拡張するためのコントローラーです。複合機の機能を快適に操作できる大型TFT液晶タッチパネルの装備や、個々のユーザーの用途に合わせて操作画面をカスタマイズできる「マイポータル機能」の採用、ICカードを個人認証に用いる暗号化プリントシステムの構築(オプション)など、ネットワーク環境下における複合機と他の情報機器システムとのきめ細かな連携を実現します。


※4 「MEAP」対応アプリケーションソフトの詳細については、こちらを参照下さい。
※5 オプションの「セキュリティキット・A1」が必要です。
※6 オプションの「SEND拡張キット・B2」および「PDF生成機能拡張キット・A1」が必要です。
※7 "Color imageRUNNER Workplace Gateway" の "iR C2620/iR C2620N" への対応は、2004年末の予定です。

【カラー複写機/複合機の市場動向】

2003年のカラー複写機/複合機の市場規模は、世界市場で約32万台、国内市場で約16万台でした。2004年においては、プリプレスや印刷といったグラフィック・アーツ市場の拡大はもとより、オフィスドキュメントのさらなるカラー化が進み、世界市場では前年比約57%増の約50万台、国内市場では約35%増の約21万台と予想しています。(キヤノン調べ)

【開発の背景】

近年、デジタル技術や通信技術の進展により、複合機はネットワークと接続してパソコンなどの他の情報機器と組み合わせて利用されるようになりました。これに伴い、複合機は他の情報機器とパッケージで導入されることが多くなり、画質や操作性はもちろん、他の情報機器との親和性に対するニーズが高まってきています。
キヤノンは、こうした市場動向にいち早く対応し、Javaベースのアプリケーションソフトを実行するためのプラットフォーム「MEAP」を開発し、2003年5月発売のモノクロ複合機にはじめて搭載しました。「MEAP」を搭載したネットワーク複合機は、後から機能の追加や強化ができるので、ユーザーニーズにきめ細かく対応することが可能です。また、システムインテグレーターにとっては、扱いやすいJava言語を用いて「MEAP」対応アプリケーションソフトを開発できるため、複合機と他の情報機器とのより柔軟な連携を図ることができます。
一方、オフィスでは、視認性や訴求力に優れたカラー文書をネットワークで共有・活用できるシステムへの要望もさらに高まっており、こうした中、カラー複合機への「MEAP」対応へのニーズがますます強くなっています。

新製品 "Color imageRUNNER iR C3220/iR C3220N/iR C2620/iR C2620N" は、高速、高画質のカラー入出力で定評のある「iR C3200/iR C3200N」の後継機種で、カラー複合機としてはじめて「MEAP」を搭載したモデルです。
また、新製品 "Color imageRUNNER Workplace Gateway" は、カラー複合機の機能拡張や強化を目的に開発されたシステムで、優れた操作性とデータ処理能力を複合機に付加することで、高度な機能拡張を実現します。

これら新製品の市場導入により、キヤノンの「imageRUNNER」シリーズは、カラー、モノクロの両分野において「MEAP」対応機のラインアップが揃うとともに、従来にない高いレベルでの機能拡張が可能となります。

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