新製品 "キヤノン EOS 7s" は、2000年10月に発売して以来、ハイアマチュアはもとより、普及機からのステップアップを目指すユーザーからも高い評価を受けている「EOS 7」をベースとして、さらなる基本性能の向上を図ったものです。高速演算処理が可能なマイクロコンピューターと、デジタルAF一眼レフカメラ「EOS 10D」と同等の最新AFシーケンスの採用などにより、ワンショットAF時において、クラス最速※のAFスピードを達成しています。また、EXシリーズスピードライト使用時は、EFレンズから得られる距離情報の活用を含む新自動調光アルゴリズムを採用することで、精度と安定性を向上させた露出制御(E-TTLⅡ)を実現しました。さらに、照明機能を備えた表示パネルやボディ外観の印刷表示の拡大により、見やすさ、分かりやすさにも配慮したほか、金属外装にブラックアルマイト処理と「Ultra-Mat Coating(ウルトラマットコーティング)」を施すことで、より落ち着いた高級感を演出しています。
このほか、キヤノン独自の視線入力機能を搭載した広視野7点AFにより、被写体位置を問わない自由なフレーミングが行えるとともに、スーパーインポーズ機能、視度調整機能を搭載しています。さらに、約4コマ/秒の高速連写や最高級機「EOS-1V」と同等の動体予測能力を実現するとともに、フィルム給送機構に導入されている様々なサイレント化技術など、「EOS 7」の優れた基本性能を継承しています。
※ ハイアマチュアクラスのAF一眼レフカメラとして。2004年2月3日現在。
【開発の背景】
新製品 "EOS 7s" は、「EOS 7」(2000年10月発売)の優れた基本性能を継承しながら、ユーザーから寄せられた要望を最大限に反映し、本質的な性能の向上を図ったEOSシリーズの中核モデルです。
キヤノンは、今回の新製品の投入により、プロ向け最高級AF一眼レフカメラ「EOS-1V」を筆頭に、プロ・ハイアマチュア向けの「EOS-3」、初級者を主な対象とした「EOS Kiss 5」および「EOS Kiss Lite」と合わせて充実のラインアップ展開を図り、いまだ根強い需要が見込まれる銀塩フィルムのAF一眼レフカメラ市場でも、存在感をさらに高めていきます。