新製品はいずれも、独自の新ページ記述言語「LIPSⅤ」を採用することで、従来比で最大5倍という画像処理スピードを実現しています。また、印刷時のデータ処理にかかる負荷をプリンターとパソコンで最適に分散する「ロードバランシング機能」により、出力データや出力環境にかかわらず安定して高い出力性能を発揮します。さらに、新開発の高速エンジンを搭載することで、30枚/分(A4、LBP3700は26枚/分)のスピードでストレスなく出力することが可能です。あわせて、ウォームアップタイム0秒※1のクイックスタートを可能にする「ハイスピード・オンデマンド定着方式」や用紙の搬送経路を従来機の約3分の1に短縮した「ウルトラショートパス機構」を搭載し、8.6秒のファーストプリントを達成しています。
またコスト面では、大容量カートリッジを採用することで従来機に比べて約3割減となる2.9円※2/枚の低ランニングコストを達成しています。さらに、自動両面印刷(オプション)やNページ印刷機能により用紙コストの削減も可能なため、オフィスの重要課題のひとつであるTCO削減に貢献します。
このほか、セキュリティー強化ソフト「imageWARE Trust Stamp」(別売)と組み合わせれば、コピーをとると隠し文字が浮かびあがる地紋印刷が行えるので、印刷したドキュメントの情報漏洩を効果的に抑止することが可能です。
※1 電源投入時は最大11秒。
※2 「VP-66トナーカートリッジ」を使用し、A4用紙片面5%印字比率で出力した時の数値です。
【モノクロレーザープリンター市場動向】
モノクロレーザープリンターの市場規模は、2003年において全世界で約1,280万台、国内で約81万台でした。とりわけ国内においては、ブランド別で30%以上のトップシェアを獲得しています。また、2004年は全世界で約1,300万台の市場規模を予想しています。(キヤノン調べ)
【開発の背景】
パソコンやオペレーションソフト、ネットワークの進化に伴い、プリンターから出力されるデータはより複雑化、大容量化し、これからのオフィスプリンターは、エンジンの高画質や高速出力に加え、プリントを指示してから出力されるまでのデータ処理時間の短縮化が求められています。また、インターネットの普及がオフィスで扱う情報量を増加させる中、情報の出力ツールであるプリンターのランニングコスト低減は、TCO削減を実現する上でますます重要視されつつあります。
新製品 "Satera LBP3800" 、 "Satera LBP3700" は、こうしたオフィスの課題を解決するために、あらゆる印刷データを高速で処理する次世代のページ記述言語や、紙搬送経路を短縮した新開発の高速エンジン、ランニングコスト低減に貢献する大容量トナーカートリッジなどを搭載したモノクロレーザープリンターです。さらに、クイックスタートや省エネに加えて高い生産性を実現する「ハイスピード・オンデマンド定着方式」を新たに採用するなど、最新の環境技術も搭載しています。