新製品 "FV50 KIT" は、主にファミリーユースを対象に、卒業式や入学式など被写体から遠く離れた場所での撮影に強みを発揮する光学22倍の高倍率キヤノンズームレンズを搭載しています。徹底したスリム化により長時間撮影でもストレスを感じにくいホールディング性を実現しているほか、使用頻度の高い基本操作ボタンを本体側面に集中的に配置したり、撮影条件を全てカメラ任せにできる全自動モードを搭載するなど、初心者でも安心の簡単かつ快適な操作性を追求しています。
画質においても、総画素数約68万画素※のCCDや、上位機種にも採用されているキヤノン独自の高性能映像エンジン「DIGIC DV」を搭載することで、動画も静止画も高画質を実現しています。また、0.6倍ワイドアタッチメントを標準同梱することで広角側の撮影能力を強化し、室内での撮影においても十分な画角を確保しています。このほか、暗闇での撮影を可能にするスーパーナイトモード、ナイト+(プラス)モードなどを搭載しており、ファミリーユーザーの様々な撮影ニーズに応える数多くの機能を備えています。
さらには、ダイレクトプリントの標準規格「PictBridge(ピクトブリッジ)」に対応しており、キヤノンのカメラダイレクト対応機種はもちろんのこと、同規格に対応したプリンターであればメーカーや機種に関係なく、パソコンを介さずにビデオカメラと直接つないで、本体内のSDメモリーカードに記録されたJPEG画像を簡単にプリントすることができます。
一方、新製品 "FV400 KIT" は、初心者向けに機能を絞り込んだ姉妹モデルです。光学18倍の高倍率キヤノンズームレンズや、総画素数約68万画素※のCCD、「DIGIC DV」を搭載して高い撮影能力を備えながら、入門機らしく簡単で快適な操作を追求しています。
※ テープ記録時の有効画素数は約34万画素。カード記録時(FV50 KITのみ)の有効画素数は約45万画素。
【デジタルビデオカメラの市場動向】
2003年のデジタルビデオカメラ(DVC)市場は、ビデオカメラのデジタル化がより一層進んだことにより全世界的に拡大しました。一方、既にデジタル化率が約95%と進んでいる国内においても、さらなる小型化や静止画における画質の向上などにより新たな需要が創出され、市場が拡大しました。
(キヤノン調べ)
【開発の背景】
近年、デジタルビデオカメラ(DVC)はさらなる小型化・多機能化・低価格化が進み、同時に全世界的にアナログからの置き換えが急速に進むことで市場が拡大しています。
キヤノンは、このような市場動向の中で、簡単操作を望むエントリークラス向けに高倍率、高画質、簡単操作をキーコンセプトにした、ハイ・コストパフォーマンスの「FV40 KIT」、および「FV300 KIT」を昨年2月に発売し、高い評価を得ています。新製品 "FV50 KIT" および "FV400 KIT" は、より一層の小型化、高機能化、簡便化、ハイ・コストパフォーマンス化を求めるユーザーのニーズに応え、キヤノン独自の映像エンジン「DIGIC DV」の搭載により動画も静止画も高画質を実現したほか、ボディのスリム化によるホールディング性能の向上や暗闇での撮影機能の向上、ダイレクトプリントの標準規格「PictBridge」への対応※など、ユーザーニーズにマッチする数多くの機能を新たに搭載しています。
新製品の発売により、キヤノンのデジタルビデオカメラのラインアップは、プロやハイアマチュアの厳しい要求にも応える3CCDモデルの「XL1S」および「XV2」を筆頭に、2.2メガピクセルCCD・RGB原色フィルター・「DIGIC DV」を搭載した高画質モデル「FV M1 KIT」、「IXY DV M2 KIT」、1.3メガピクセルCCD搭載の「FV M10 KIT」、超小型・軽量の「IXY DV 5 KIT」、高倍率のハイコストパフォーマンスモデル "FV50 KIT" および "FV400 KIT" の合計8機種になります。
※ FV50 KITのみ。