ニュースリリース


2003年11月26日

日本で初めてX線デジタルカメラを搭載した身体障害者対応検診車を納入
―災害時の緊急対応車としての活躍も期待―



キヤノン販売株式会社(社長:村瀬治男)は、トヨタテクノクラフト株式会社、東芝メディカルシステムズ株式会社、株式会社大林製作所、株式会社日立メディコ、株式会社イズミ車体製作所の5社※1と共同で、身体障害者に対応するX線デジタルカメラを搭載した検診車を、財団法人結核予防会の支部組織である財団法人鹿児島県民総合保健センターと財団法人熊本県成人病予防協会成人病健診センターに納入します。X線デジタルカメラを搭載した身障者対応検診車の導入は日本初※2となります。


身障者対応検診車の外観 今回導入した撮影システム
身障者対応検診車の外観 今回導入した撮影システム

この件に関するお問い合わせ先

キヤノン販売株式会社 医画像ソリューション特販課

TEL 03-3740-3410





従来、身障者対応検診車には立位・臥位・座位撮影に対応したX線カメラを別々に用意する必要があったため、車体を大きくしなければならず、さらに検診車1台へ組み込むのにかかる費用が高額になるという問題がありました。そこでキヤノン販売はX線デジタルカメラ「CXDI-40G」を、撮影部が自由に回転するユニバーサルスタンドに搭載しました。これにより、ひとつのカメラで立位・臥位・座位撮影の3役をこなすことができるようになり、導入にかかる費用の削減や検診車の小型化を実現しました。

また、今までは撮影したフィルムを持ち帰って現像するまで画像の確認が不可能でしたが、キヤノンのX線デジタルカメラ「CXDIシリーズ」は、撮影画像を約3秒でオペレーションパネルに表示できるので、再撮影が必要な場合でも迅速に対応することができます。また、X線フィルムやプレートの交換作業が不要なため、高度な技術を必要とする身障者胸部検診でも、被検者に負担をかけることなく撮影することができます。

この即時性と利便性によって、通常の胸部検診だけでなく、大病院のない遠隔地域や災害時での緊急対応車としての活躍が期待されています。これからもキヤノン販売では、医療現場の様々な要望に応えるソリューションを提案していきます。

※1 協力会社に株式会社日立メディコと株式会社イズミ車体製作所を追加しました。
※2 2003年11月18日現在

【各社の役割について】

キヤノン販売株式会社
  身障者に対応したX線デジタル検診車導入の企画立案と、各社の統括

トヨタテクノクラフト株式会社(本社・東京都港区、社長・南和俊)
  車両の開発・設計・製作

東芝メディカルシステムズ株式会社(本社・栃木県大田原市、社長・桂田昌生)
  X線発生装置の組み込み

株式会社大林製作所(本社・東京都文京区、社長・大林清人)
  X線デジタルカメラとX線管球を支持するユニバーサルスタンドの開発・設計・製作

株式会社日立メディコ(本社・東京都千代田区、社長・猪俣博)
  X線発生装置の組み込み

株式会社イズミ車体製作所(本社・熊本県熊本市、社長・古庄忠信)
  車輌の開発・設計・製作




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