新製品 "imageWARE Form Manager 2004" は、 「imageWARE Form Manager 2003」 (2002年11月発売) の優れた帳票設計機能とオーバーレイ印刷※1機能を継承しつつ、新たにデータベース連携機能や出力管理機能を搭載することで、各種データベースからの膨大な印刷データを効率的に処理する拡張性を実現しています。また、印刷ジョブの進捗状況を排紙完了までパソコンに分かりやすく表示したり、紙詰まりなど、万一の障害発生を迅速に修復する※2ことができるため、バッチ処理が求められる大量の帳票印刷業務において、オペレーターの負荷を大幅に軽減することが可能です。
帳票設計機能としては、ドローイングソフト感覚の、高い自由度と豊かな表現力を備えているので、提案書や伝票などの帳票フォームを自在に設計することが可能です。また、OCR機能を用いて既存の紙帳票をスキャナーで読み取り、罫線や文字情報を抽出するフォームコンバートにも対応しているので、短時間で効率よく帳票フォームを設計できます。
帳票印刷機能としては、新たに搭載した出力管理機能により、パソコンから印刷状況の監視や管理が可能なほか、出力帳票の保存、検索、再印刷も行えます。また、 「imageWARE Output Manager」 (別売) と組み合わせれば、万一紙詰まりなどが発生しても、別のプリンターに再印刷の指示を出して、障害が発生したページ以降の帳票を継続して出力させることが可能です。
このほか、Webアプリケーションとのインターフェースにプラットフォームに依存しない開発言語 「JavaTM」 を採用することで、柔軟な帳票印刷システムの構築を実現します。
※1 同一フォームの帳票を印刷する場合、あらかじめ作成したフォームと可変するデータを重ね合わせて印刷する機能。
※2 Windows環境においては、 「imageWARE Output Manager」 が別途必要です。
【帳票印刷システムの市場動向と開発の背景】
従来、企業のホストコンピューターで作成される各種帳票類は専用の高速プリンターで集中出力されていたので、出力作業や仕分け、関連部署への配布作業などにおいて、手間や時間、コストがかかっていました。こうした中、初期導入コストを削減でき、効率的な印刷・配布作業が可能な新しい仕組みとして、ネットワークに接続された複数の汎用プリンターで帳票を分散出力するシステムが注目されています。
新製品 "imageWARE Form Manager 2004" は、こうした新しい帳票印刷システムに対応したソフトウエアで、汎用のプリンターや複合機と組み合わせて提案書や領収書などの大量の帳票を集中もしくは分散印刷するためのものです。従来製品 「imageWARE Form Manager 2003」 の優れた帳票設計機能やオーバーレイ印刷機能を継承しつつ、大量出力を快適に行うための新しい機能として、データベース連携機能と、大量出力の快適な監視・操作が可能な出力管理機能を搭載しました。