新製品 "RV-P1.0" は、キヤノン製ネットワークカメラ等からの映像を、マイクロソフト社製 「Pocket
PC 2002」 を搭載したPDAを用いてモニタリングすることができるソフトウェアです。また、新製品 "RV-C1.0" は同様の機能をNTTドコモ社製携帯電話※2を用いて行えるソフトウェアです。いずれも、PDAや携帯電話によってカメラのパン、チルト、ズームなどの操作を簡単に行うことができ、外出先や移動中など遠隔地からのモニタリングを実現します。
新製品 "ネットワークカメラサーバVB150" は、2000年7月に発売して以来、好評を博している "ネットワークカメラサーバVB101"
の後継機です。キヤノン製のコミュニケーションカメラやNTSC準拠の一般的なビデオカメラを最大4台接続して映像を配信し、ビューワからカメラの遠隔制御※3が行えます。
"VB150" は無線LANにも対応※1し、面倒なLANケーブルの配線をすることなく簡単に設置することが可能です。さらに
「動き検知機能」 を搭載することで、映像の中に動くものを検知すると画像蓄積を開始したり、携帯電話にメール通知するといった、モニタリングの自動化や省力化に貢献します。
なお、 "ネットワークカメラサーバVB150" の発売に伴い、キヤノン製モニタリングソフトウェア "WebView
Livescope MV / WebView Livescope LE" を同サーバ対応にバージョンアップ (Ver. 2.1) し、同時発売します。
※1 |
別途、動作確認済みの無線LANカードが必要です。 |
※2 |
FOMA 2051/2102Vシリーズおよび504i/504iSシリーズ端末に対応。 |
※3 |
当社製コミュニケーションカメラ 「VC-C4/VC-C4R」 およびリモートコントロール・パン・チルトシステム
「NU-700N」 以外の
カメラを接続した場合、遠隔からのカメラ制御はできません。 |
【市場動向と開発の背景】
ブロードバンド時代を迎え、高画質/広帯域な画像をネットワーク経由で転送できる環境が整いつつあるほか、次世代携帯電話や無線LANの普及によりモバイル環境での映像伝送がより身近なものになりはじめています。こうした中、情報配信用、監視用などの幅広い用途でネットワークカメラによる遠隔モニタリングシステムの需要が高まっています。
キヤノンは、こうした市場動向を捉え、PDAや携帯電話からネットワークカメラを用いたモニタリングを実現するビューワ・ソフトウェアを発売します。
また、無線LANや動き検出機能など最新技術を搭載したネットワークカメラサーバを発売することで、設置の容易さ、モニタリングの自動化・省力化といったユーザーニーズに的確に対応して行きます。