新製品 "LV-7555" は、発光効率の高い300W NSHランプやF1.7の大口径投写レンズ、光利用率を向上させる偏光変換プリズムの採用などにより、ポータブルクラス最高水準※の高輝度4600ANSIルーメンを実現しています。パネルには、光の透過率を高めた1.3型XGAハイコントラスト液晶パネルを採用しており、コントラスト比900:1の鮮明なXGAリアル映像を最大400型の大画面まで投写することができます。
また、高度な映像処理技術を搭載した新開発ICによりノイズの低減や優れた色再現性を実現したほか、任意の色相のみに色調整を加えることができる 「カラーマネジメント機能」
や、映像ソースの明るさに応じてコントラストを自動調整する 「オートピクチャーコントロール機能」 などを備えることで高画質化を実現しています。このほか、プログレッシブ回路の高性能化により入力信号の幅を広げ、新たに1080iハイビジョン信号のプログレッシブ再生にも対応するなど、動画ソースへの対応を一段と強化しています。
また、明るさより騒音低減を優先させる 「サイレントモード」 や遠隔管理・操作を可能にするネットワーク機能 (オプション) を搭載しており、設置環境や用途を問わずあらゆるビジネスシーンで威力を発揮する多機能・高性能モデルを実現しています。
なお、新製品はレンズ別売モデル "LV-7555F" も用意しており、焦点距離の異なる4本のオプションレンズからユーザーの使用環境に応じて自由に組み合わせることが可能です。
※本体重量10kg未満のプロジェクターの中で
【データプロジェクターの市場動向】
データプロジェクターは、一般のオフィスにおける強力なプレゼンテーションツールとしてだけではなく、ショールームやイベント会場での大画面投写など幅広い用途に使用されるようになっており、それに伴い近年市場が急速に拡大しています。2002年度のデータプロジェクター市場は、全世界において対前年度比約25%増の約170万台、国内において25%増の約15万台で、このうち液晶プロジェクターが占める割合は全世界で約76%であったと推定しています。2003年度は全世界で対前年度比約32%増の約225万台、国内で約33%増の約20万台、また、このうち液晶プロジェクターが占める割合は全世界で約76%と予測しています。(キヤノン調べ)
【開発の背景】
近年、ポータブルクラスのプロジェクターは、用途の多様化によってさらなる高輝度化、多機能化、高性能化が要求されています。また、このクラスの製品は大会議室、ホールから一般のオフィスに至るまでさまざまな環境において使用されるため、使用環境に合わせてフレキシブルな対応が取れる弾力性も必要となっています。加えて、投写するソースも静止画だけでなく動画の用途が拡大しており、データプロジェクターにも高画質化が求められるようになっています。新製品
"LV-7555" は、このような市場動向を踏まえて開発されたキヤノンの液晶プロジェクター 「LVシリーズ」 のフラッグシップモデルです。ポータブルクラス最高水準の高輝度4600ANSIルーメンやコントラスト比900:1を実現したほか、新開発ICの搭載などにより高画質化をはかるとともに幅広い映像ソースの投写に対応しています。また、明るさより騒音低減を優先させるサイレントモードや、遠隔管理・操作を可能にするネットワーク機能を搭載したほか、レンズ別売モデルを用意してユーザーの設置環境に配慮するなど、あらゆるビジネスシーンで力を発揮する柔軟性を確保しています。
今回新製品を発売することで、キヤノンの液晶プロジェクター 「LVシリーズ」 のラインアップはフラッグシップモデルの "LV-7555"
を筆頭に、A4ファイルサイズの中核モデル 「LV-7355/LV-7350」 、B5ファイルサイズのコンパクトタイプ 「LV-X2/LV-S2」 の合計5機種となります。