ニュースリリース


発表日 2003年6月18日

大判図面の電子化が可能なA0サイズ対応のネットワーク複合機
“キヤノン imageRUNNER s iR900W”を発売



キヤノンは、大判対応のネットワーク複合機として、A0※1サイズまでのコピーが可能な“キヤノン imageRUNNER(イメージランナー) s iR900W”を7月7日より発売します。

キヤノン imageRUNNER s iR900W
キヤノン imageRUNNER s iR900W
オプションのiR900Wロールユニット装着時。


● キヤノン imageRUNNER s iR900W‥‥‥‥‥‥価格(税別)295万円(発売日:2003年7月7日)




新製品“iR900W”は、解像度600dpi、256階調の高画質と、毎分4枚(A0サイズ)の出力スピードを備えたネットワーク複合機で、オプションの装着により、大判対応のスキャナーやプリンターとして利用することが可能です。
コピー機能としては、標準装備の大容量ハードディスクにより、1回の原稿読み取りで複数部のコピーをソート出力することが可能なほか、最後に読み込んだ原稿を画質や濃度を変更してワンタッチで再出力できるため、オリジナル原稿への負担を軽減するとともに、効率的なコピーワークを実現します。また、原稿に合わせて最適な画像処理を施す5つの画像モードや、きめ細かな濃度調整が可能な7段階のマニュアル濃度調整機能を備えることで、青焼き図面などの特殊な原稿も鮮明に再現します。さらに、最大3ロール※2と手差しの4ウェイ連続自動給紙や、用途に応じて選択できる3つの排紙方式を採用しているので、大量出力にも柔軟に対応することが可能です。このほか、タッチパネル式の大型操作ディスプレイや、本体前面に排紙する胴内排紙機構などにより、快適な操作性を実現しています。

プリンター機能※3としては、AutoDesk®社のCADアプリケーションであるAutoCAD®、AutoCAD LT®用のHDIドライバーを標準装備しているため、通常のオフィスアプリケーションだけでなく、CADデータも高速・高画質で出力できます。スキャナー機能※4としては、TWAIN規格に準拠した専用ドライバーによりA0サイズの原稿もスキャンできるので、大判の図面を電子化して情報の共有化を実現します。

※1  841mm×1,189mm。
※2 オプションの「iR900Wロールユニット」が必要です。
※3 オプションの「A0プリンタボード・G1」が必要です。
※4 オプションの「A0スキャナボード・G1」と「A0プリンタボード・G1」が必要です。

【市場動向と開発の背景】

近年、CADやインターネットといったITインフラの発達に伴い、業務の効率化やTCOの削減を目的とするネットワーク化が急速に進んでおり、建設業、デザイン業においては、日々増大する図面や技術文書を電子化して、ネットワークを介して情報共有したり、ペーパーレス化を推進するための新しいシステムへのニーズが高まっています。キヤノンは、こうした市場の動向に対応すべく、1998年12月に発売した「GP90W」の後継機として、一層の画質向上を図るとともに、オプションの装着でプリンターやスキャナーとしても利用可能な“imageRUNNER s iR900W”を市場投入します。

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