ニュースリリース


発表日 2003年6月11日

キヤノンが光空間伝送装置「CANOBEAM」のラインアップを一新

○ハイコストパフォーマンスの"CANOBEAM DT-110/120"
○1Gbpsの通信速度を備えた"CANOBEAM DT-130"


キヤノンは、高速かつ低価格なワイヤレス双方向データ通信が可能な光空間伝送装置の新製品として、データ通信速度が100Mbpsクラスの"キヤノン CANOBEAM(キヤノビーム) DT-110/120"と、1Gbpsクラスの"キヤノン CANOBEAM DT-130"を8月下旬から順次発売します。

DT-110
DT-110

●キヤノン CANOBEAM DT-110‥‥‥‥‥‥価格(税別)1,500,000円 (発売日:2003年8月下旬)
●キヤノン CANOBEAM DT-120‥‥‥‥‥‥価格(税別)2,900,000円 (発売日:2003年8月下旬)
●キヤノン CANOBEAM DT-130‥‥‥‥‥‥価格(税別)3,300,000円(発売日: 2003年9月下旬)

この件に関するお問い合わせ先

キヤノン販売株式会社 映像機器営業部

TEL 03-3740-3304(直通)
FAX 03-3740-3308




新製品はいずれも、従来機種の優れた基本性能を継承しつつ、主要な光学部品をユニット化した「小型光学モジュール」や新開発のオート・トラッキング機構※1などを採用することにより、従来機種に比べて約1/2※2となる大幅な小型・軽量・低価格化を実現しています。
新製品"CANOBEAM DT-110"は、コストパフォーマンスに優れた短距離用モデルで、伝送距離20~500m※3、データ通信速度25~156Mbpsという双方向通信機能や、従来の上位機種で定評のあるオート・トラッキング機能を備えながら、150万円※4という低価格を実現しています。
新製品"CANOBEAM DT-120"は伝送距離100m~2km※3の長距離伝送が可能なスタンダードモデルで、ネットワーク経由の装置監視機能を標準装備することにより、遠隔操作で本体の各種設定や状態確認が行えるため、ネットワーク管理者の作業負荷を大幅に軽減します。
新製品"CANOBEAM DT-130"はネットワークのハイスピード化に対応する高速伝送モデルで、1.25Gbpsという超高速通信により、大容量のデータ伝送をサポートします。また、「3R※5機能」を搭載しているので、高速にもかかわらず安定した通信を実現しています。

※1  光軸ズレを自動的に補正する自動追尾機構。
※2  DT-120、DT-130の場合。
※3  稼働率99.5%以上での使用を想定した伝送距離。なお、伝送距離は設置場所や気候などの伝送環境により異なります。
※4  通信に必要な装置2台分の価格。
※5  再生中継器の基本機能であるRe-shaping(等化増幅)、Re-timing(タイミング)、Re-generating(再生)の総称。

【市場動向と開発の背景】

昨今の情報通信技術の発展に伴い、ネットワークの大容量化・高速化が急速に進んでいます。こうした中、近接地域内での高速かつ安価なワイヤレス双方向通信手段として光通信への需要が高まっており、光空間伝送装置は機器の低価格化を図りながらも、今後も堅調に市場を拡大していくと予想されます。
今回の新製品は、空間を伝搬する半導体レーザー光を用いてデジタルデータの双方向通信を可能にする光空間通信の一層の普及を図るために開発された、新世代の「CANOBEAM」で、新開発「小型光学モジュール」の搭載や徹底した部品の共通化により、従来機種に比べ大幅な小型・軽量化と低価格化を実現しています。
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