発表日　2003年5月12日

キヤノンファインテック株式会社（社長：片山肇）は、名刺サイズ専用の“カラーカードプリンタ CX 350”を開発しました。国内市場向けにキヤノン販売株式会社（社長：村瀬治男）を通じ、5月26日より販売を開始します。また海外市場でも、順次発売する予定です。

新製品の“カラーカードプリンタ CX 350”は、新開発の600dpi、2インチラインヘッドを搭載し、用途を名刺サイズ専用に絞り込むことで、上位機種である4インチラインへッド搭載のP-600シリーズより、さらなる本体の小型化、低価格化を実現しました。小型ながらも毎分40枚の高速印刷が可能であり、また顔写真入り名刺も作成できる高画質カラープリントなど上位機種なみの優れた高機能を数多く搭載しています。Windows Me、Windows 2000/XPに対応し、インターフェースはUSBを標準装備しています。
本体の小型化、低価格化により、営業活動や情報提供に不可欠な名刺・カード類の低コストオンデマンド印刷が可能となり内製化の普及を促進します。また会社単位から支店単位、部単位等での名刺作成を可能とし、さらなる経済性の追求と利便性の向上を図ります。

【市場動向】

近年企業における名刺の内製化が浸透してきており、競合他社７社が名刺・はがき専用機を投入し、市場が拡大しつつあります。また、カラーロゴの低コスト印刷などさまざまな付帯機能搭載への要望が強くなってきております。

【開発の背景】

キヤノンファインテック株式会社はこれまでP-400シリーズ、P-100M 、P-600シリーズと高速・高画質カラープリントを実現するカードプリンタを順次発売してきました。
今回の新製品“カラーカードプリンタ CX 350”は、新しい市場ニーズを満たすために、弊社独自で2インチラインヘッド・名刺専用コントローラ・名刺専用ドライバを新規開発し、コンパクトながら高性能なカラーカードプリンタを実現しました。1999年発売のP-600シリーズの好評を受け、“カラーカードプリンタ CX 350”を投入することで企業における名刺内製化をさらに促進・普及させることを目指します。