新製品“PIXUS 450i”は、高機能を新デザインの小型ボディに盛り込んだ「PIXUS」シリーズのエントリーモデルです。4,800dpi※×1,200dpiの超高解像度や2pl(ピコリットル)の極小ドロップサイズを実現したスーパーフォトノズルによる写真高画質が可能なほか、モノクロ18枚/分、カラー12枚/分の高速出力を達成しました。また、エントリークラスでは初めて「カメラダイレクト」機能を搭載し、キヤノン製デジタルカメラやデジタルビデオと専用ケーブルで直接つなぐだけで、誰もがフォトプリントを家庭で手軽に楽しむことができます。
新製品“PIXUS 470PD”は、“PIXUS 450i”と同等の高画質・高速印刷が可能な姉妹機で、「カメラダイレクト」機能に加え、各種メモリーカードをアダプターを介すことなくスロットに直接挿入するだけでダイレクトプリントができる「カードダイレクト」機能を搭載しています。また、使い勝手を追求した操作パネルや、パソコンと接続して使用する際にモニター上で画像や設定内容を確認できるフォトビューワを装備し、快適な操作環境を提供します。
新製品“PIXUS 9100i”は、2001年10月に発売して以来画質にこだわりを持つユーザーに高く評価されてきたA3ノビ対応モデル「BJ F9000」の後継機で、A3フォト画質が約2分で得られる高速出力はそのままに、解像度を4,800dpi※×1,200dpiに高めるとともに最新の画像処理技術を採用することで、さらなる高画質化を図りました。また、今回初めて最大A3ノビサイズまでの完全フチなし印刷を可能にし、迫力のある大判フチなしプリントを手軽に楽しむことができます。さらに、インターフェースにはUSBのほかに高速転送を可能にするIEEE1394を標準装備しています。
新製品“PIXUS 6500i”および“PIXUS 6100i”は、完全双方向印刷システムによる超高速・高画質出力が可能なA3ノビ対応モデルです。“PIXUS 6500i”においては、4,800dpi※×1,200dpiの超高解像度と、モノクロ17枚/分、カラー12枚/分の超高速出力を実現したほか、最大A3ノビまでの完全フチなし印刷に対応しました。一方、“PIXUS 6100i”では、2,400dpi×1,200dpiの高解像度印刷が可能なほか、モノクロ12枚/分、カラー9枚/分で高速に出力することができます。
また、A3ノビ対応モデル3機種はいずれも、各色独立インクタンクシステムの採用に加えて光学プリズムとドットカウント方式を併用した高精度のインク残量検知を行うことで、インクを無駄なく使い、トータルのランニングコスト低減に貢献します。
※ 最小1/4,800インチのドット(インク滴)間隔で印刷します。
【インクジェットプリンターの市場動向】
インクジェットプリンターの市場において、2002年の出荷台数は世界では約5,800万台、国内では約550万台でした※。また、パソコンの普及と同時にデジタルカメラ市場が急速に拡大していることを受け、今後、プリンターの使用形態の変化やユーザー層の広がりが予想されます。
※ IDC社調べ。
【開発背景】
キヤノンは昨年秋から今年にかけて、BJプリンタ「PIXUS iシリーズ」を発売し、高速印刷・高画質の両立や小型化、高性能化をさらに高いレベルで実現することで製品全体のレベルを引き上げるとともに、超高画質モデルからノートブックタイプにいたるまで、ユーザーの様々な用途に応える幅広いラインアップを展開してきました。
今回は、エントリークラスでありながら高解像度印刷やPCなしで手軽にフォト出力ができるダイレクト出力など、デジタルカメラとの親和性をさらに向上させたモデルや、迫力のある写真画質をA3ノビの大きさまで出力できるモデルなど、市場から新製品を望む声が多く寄せられていたモデルを取り揃えました。これにより、ユーザーニーズにさらにきめこまやかに対応することはもちろん、手軽で楽しく快適なプリント環境を提供し、拡大を続けるデジタルフォト市場をリードしていきます。