JTBは国内外パッケージツアーを中心に年間約1,100種類、約2億部のパンフレットを作成、年間約100億円以上のコストを計上しています。地球環境保護の観点からも、膨大な部数のパンフレット作成コストを削減し、より有効な活用方法が求められていました。全国約300店舗に"iR C3200N"を導入することで、従来主に印刷会社に発注していたパンフレットを電子化しデジタルデータとして保存、店頭で必要な部数・ページのみをオンディマンドで印刷することが可能なので、作成部数を減らし大幅にコストを削減することができます。また、旅行料金や仕様の改定の際には、パソコンでパンフレットデータの変更部分を更新して印刷することで、ユーザーに最新情報をより迅速に提供することができます。今後JTBは、年間約100億円を超えるパンフレットコストの2割削減を目指します。
JTBへのカラー複合機導入の背景には、キヤノン独自のデータ高圧縮技術が大きく貢献しています。旅行パンフレットにはビジュアル(画像)情報が不可欠で、大容量ビジュアルデータを高圧縮処理技術で小さくし、大量保存やネット配信が容易になります。PDFに対応した圧縮方式で、1枚のCD-ROMに約100ページの旅行パンフレットを10冊保存することができます。
また、JTB全支店でのFAX通信費は膨大で、そのうちの約70%が社内間の通信コストと予想され、FAX通信費の大幅なコスト削減が必要でした。"iR C3200N"のインターネット・イントラネットFAX機能を活用することで、複合機間のFAX送受信をメールサーバーを介さずダイレクトに送受信することを実現。今までのFAX業務オペレーションはそのままに、通常かかるFAX通信費をなくし年間で大幅なコスト削減を可能にします。また、"iR C3200N"を全社的に導入することで、コピー・プリントなどのランニングコストも大幅に削減することができます。
近年、企業では視認性・訴求力に優れたカラー文書を電子化し、ネットワークで共有、活用できるシステムソリューションへの要望が高まってきています。キヤノン販売は今回のJTBへの"iR C3200N"納入を契機に、次世代のカラーネットワーク複合機ソリューションを旅行業界はじめ様々な業種へも提案していきます。