ニュースリリース


発表日 2003年3月24日

オリジナリティあふれるデジタルイメージング作品を全世界で募集
“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト2003”を開催



キヤノンは、デジタル時代、インターネット時代における新しい映像表現の可能性を追求するすべての方を対象としたデジタルイメージング作品コンテスト“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2003”を開催し、本日3月24日(月)から9月4日(木)まで作品を募集します。


この件に関するお問い合わせ先

キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト東京事務局

TEL 03-6226-6206




デジタル時代、インターネット時代の本格的な到来にあわせて、パソコンやデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カラープリンター、ソフトウェアなどが急速に普及し、誰もが手軽に画像や動画、音声を用いて創作活動やコミュニケーションを行える環境が整いつつあります。
こうした中、キヤノンはデジタルイメージング技術を核とした製品およびソリューションを提供するリーディングカンパニーとして、これらを使用して新しい映像表現の可能性に挑戦する才能を発掘・支援することを目的に、“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト”を2000年から毎年開催しています。第3回目の昨年は、作品の受付拠点を海外にも広げてコンテストのグローバル化を図り、第2回目より約6割多い5,205作品が合計77の国・地域から寄せられました。

第4回を迎える今年は、東京、ニューヨーク、アムステルダム(オランダ)、香港に受付拠点を設けて、引き続きグローバル規模で、プロ・アマチュアを問わず斬新でオリジナリティーにあふれる作品を募集します。
募集部門は、前回と同様、デジタルフォト、デジタルグラフィック/イラスト、デジタルムービーおよびWEBの4部門で、各部門においてゴールド賞(1作品)、シルバー賞(1作品)、ブロンズ賞(3作品)、入賞(5作品)、キヤノン賞(1作品)がそれぞれ選出され、ゴールド賞のUS$20,000をはじめとする総額US$117,000の賞金および副賞としてキヤノン製品が贈呈されるほか、協賛企業賞も用意されています。

作品審査においては、審査員に国内外の映像・グラフィック分野で活躍する第一人者((1)デジタルフォト部門:英国のクリエイティブ集団tomato、ケイト・ギブ氏、(2)デジタルグラフィック/イラスト部門:若野桂氏、tomato、(3)デジタルムービー部門:中野裕之氏、スコット・ロス氏、(4)WEB部門:ジョシュア・デイビス氏、tomato)を、また、コンテストスーパーバイザーに武蔵野美術大学の柏木博教授を迎え、最前線で活躍するクリエーターの目でデジタル映像表現の新時代を切り拓く独創性、新規性、表現力、メッセージ性に富んだ作品を選出します。

なお、受賞者の発表および表彰式は、2003年12月5日(金)にスパイラル(東京都港区青山)で実施し、12月6日(土)から14日(日)にかけて、同会場において受賞作品展を開催する予定です。

デジタルフォト部門ではネイチャー(自然、植物、動物など)ならびに人物(家族、友人など)を題材に扱った作品の中から各1作品ずつ計2作品に対してキヤノン賞を贈呈します。

● 【コンテストの概要】

● 【募集部門】

● 【各部門賞】

● 【審査員略歴】





【コンテストの概要】

項目 内容
主催 キヤノン株式会社
協賛 アドビ システムズ株式会社/Adobe Systems Inc.
ベネトン ジャパン株式会社/Benetton Group S.p.A.
マクロメディア株式会社/Macromedia Inc.
キヤノン販売株式会社/Canon U.S.A., Inc./Canon Europa N.V./Canon Europe Ltd./佳能(中国)有限公司/Canon Singapore Pte. Ltd./Canon Hongkong Co., Ltd./Canon Australia Pty. Ltd.
後援 CG-ARTS協会、財団法人デジタルコンテンツ協会
応募対象 プロ、アマチュア不問、未発表作品限定
応募方法 応募申込書の必要事項をすべて記入し、作品とともにコンテスト事務局まで送付して下さい。WEB部門はオンラインならびにFAXでの応募も可能です。
応募先
(郵送) 〒104-8689 東京都京橋郵便局留
キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト東京事務局
(宅配便など)   〒104-0045 東京都中央区築地2-1-17 ミヤカワビル4F
キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト東京事務局
海外の応募先については海外版ホームページ(www.canon.com/cdcc/)をご参照ください。
作品応募期間 2003年3月24日(月)~9月4日(木)
2003年9月4日17:00(各作品受付拠点の現地時間)を過ぎて到着した応募は一切受け付けません。
審査発表・授賞式 2003年12月5日(金)  会場:スパイラルホール(スパイラル3F)
本コンテストの公式ホームページでも受賞者および受賞作品を公開します。
受賞作品展 2003年12月6日(土)~14日(日) 会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
賞金総額 US$117,000




【募集部門】

〇デジタルフォト(プリント)部門
デジタルカメラで撮影した写真、デジタル化された写真をストレートに、もしくは加工してプリントした作品。
〇デジタルグラフィック/イラスト(プリント)部門
コンピュータを使用して制作されたイラストレーションやグラフィックなどをプリントした作品。
〇デジタルムービー部門
デジタルビデオカメラにより撮影した映像を加工・編集して制作された実写映像作品やCGアニメーション作品。(1作品3分以内、フォーマットはDV、DVD、VHS/S-VHSのいずれか)
〇WEB部門
Internet Explorer 5.0/Netscape Navigator 4.7以上で閲覧可能なインターネット上の映像/グラフィック作品。(インタラクティブ/ノンインタラクティブは問いません)
審査のため、2003年9月5日(金)0:00から11月30日(日)24:00(日本時間)の間は、応募時に指定したURLで応募作品を閲覧できるようにしてください。また、この期間は一切の更新を停止してください。(BBSなどの更新は可)




【各部門賞】

デジタルフォト(プリント)部門、デジタルグラフィック/イラスト(プリント)部門、デジタルムービー部門、WEB部門の4部門それぞれにおいて以下の各賞が選出されます。

ゴールド(1作品) :賞金US$20,000、キヤノン製品※1および授賞式ご招待
シルバー(1作品) :賞金US$5,000およびキヤノン製品※1
ブロンズ(3作品) :賞金US$1,000およびキヤノン製品※1
入賞(5作品) :キヤノン製品※1
キヤノン賞(1作品※2 :賞金US$1,000およびキヤノン製品※1

※1 キヤノンのコンパクトデジタルカメラ、またはBJプリンタ(それぞれUS$1,000以内の製品)を贈呈します。
※2 デジタルフォト部門ではネイチャー(自然、植物、動物など)ならびに人物(家族、友人など)を題材に扱った作品の中から各1作品ずつ計2作品に対してキヤノン賞を贈呈します。

協賛企業賞(アドビ システムズ賞:アドビ製品、ベネトン・グループ賞:イタリアFABRICA視察旅行、マクロメディア賞:マクロメディア製品)は全ての部門を対象に適宜贈呈されます。





【審査員略歴】

〇デジタルフォト(プリント)部門
tomato tomato(イギリス/クリエイティブ集団)
TV-CM、グラフィック、映画タイトル、出版、マルチメディア、ファッション、建築プロジェクト、企業コンサルティングなど、その活動範囲はジャンルを超えて幅広く、音楽シーンではKarl HydeとRick Smithが“underworld”として活動している。最近では各地でワークショップを開くなど、教育の分野にも意欲的に取り組んでいる。
ケイト・ギブ ケイト・ギブ(シルクスクリーン・アーティスト)
大学でテキスタイルを学んだ後、シルクスクリーン印刷を使った創作を専門とし、雑誌・出版はもとより、デザイン集団やミュージシャンとのコラボレーションなど、幅広く活動。ケミカル・ブラザーズのここ2作のアルバム・ジャケット制作も担当。また、彼女のテキスタイルに対する造詣の深さや、色彩への鋭い感覚から、ドリスヴァンノッテン、リーバイス、アーガイルなどといった、ファッションブランドからの仕事のオファーも多い。2004年にロンドンで個展を開催する予定。

〇デジタルグラフィック/イラスト(プリント)部門
若野 桂 若野 桂(イラストレーター/アートディレクター)
1980年代後半から主にコンピューターのベジェ曲線を駆使した独特のタッチで作品を制作。DJ Krush、竹村延和らをはじめとする国内外のミュージシャンにレコード・ジャケットをはじめ数多くの作品を提供。1998、1999、2000年の米NIKE社バスケットボール・キャンペーン、電子レンジ「MEKOOR」、クマ犬型AIBOのデザインなど、プロダクトのコンセプトからデザインまでも手掛けるイラストレーター。

tomato(イギリス/クリエイティブ集団)

〇デジタルムービー部門
中野 裕之 中野 裕之(映像作家/ピースデリック有限会社所属)
1958年生まれ。早稲田大学商学部卒業。テレビ局に5年間勤務の後、映像制作活動に入る。音楽的映像作家として、MTVアワード6部門にノミネートされたデイーライトの作品をはじめ、国内外多数の音楽クリップを手がける。また、イルカのDVD「Peace Blue」、水の DVD「水Water」、サーフィン短編「Splash Dance」など独特の映像作品を送り出している。1998年以来、映画作家としても「SF Samurai Fiction」、「SF STEREO FUTURE」、「RED SHADOW 赤影」を監督。今年は、プロデュース&監督の新作「SF Short Films」を公開。現在は特にピースな映像活動に力をいれている。
スコット・ロス スコット・ロス(デジタルドメイン社 社長兼CEO)
デジタル映像プロダクションとして特撮映画やTV CMの制作で特殊効果サービスの全般を提供している。映画『奇蹟の輝き』(1998年)、『タイタニック』(1997年)で米国アカデミー賞、『フィフス・エレメント』(1998年)で英国アカデミー賞を獲得。その他にもグラミー賞、クリオ賞など、数々の賞を受賞し、その革新的な技術と芸術性でワールドクラスの名声を確立している。最近の映画作品では、ドリームワークス製作の『タイム・マシーン』、キャメロン・クロウ監督の『バニラ・スカイ』、ロン・ハワード監督の『ビューティフル・マインド』などで特殊効果を担当している。

〇WEB部門
ジョシュア・デイビス ジョシュア・デイビス(アーティスト/テクノロジスト)
ニューヨークを拠点に活動するアーティスト。Web上だけにとどまらず、Off the Webでもプライベート作品、公共作品を制作する“テクノロジスト”。彼のホームページ(http://www.praystation.com)は、国際的に最も栄誉あるサイバーアート&デザインのコンテストPrix Ars Electronica 2001の「Net Excellence」部門で最優秀賞のGolden Nicaを受賞。現在、ニューヨーク市のSchool of Visual Artsでインストラクターを務めるかたわら、自身の作品、着想、モチベーションなどについての講演を世界各国で行っている。

tomato(イギリス/クリエイティブ集団)

〇コンテストスーパーバイザー
柏木博 柏木博(武蔵野美術大学教授、デザイン批評家)
1946年神戸市生まれ。武蔵野美術大学卒業。デザイン史専攻。
視覚的なデザインや空間のデザインを通して、近代の思考や感覚を読み解く作業を続けている。インダストリアルデザインから都市テクノロジー批評など幅広く論じる。また、国内外で、多くの展覧会を企画している。主な著書に「近代日本の産業デザイン思想」、「デザインの20世紀」、「モダンデザイン批判」などがある。



CDCC 2003 キービジュアル
“キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2003” キービジュアル

本年のキービジュアルは、審査員のtomatoが制作しました。コンセプト等については、後日コンテストの公式ホームページに掲載します。また、プレス関係者向けホームページ(web.canon.jp/cdcc/press)より、上記キービジュアルおよび2002年度の主な受賞作品のデータをダウンロードすることができます。

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