ニュースリリース


発表日 2003年3月3日

求貨求車インターネットシステムの新ラインアップ
“キヤノピーネット リミテッド エディッション(CanoppyNet Limited Edition)”
のサービスを開始



キヤノン販売株式会社(社長:村瀬治男)は、ASP(Application Service Provider)事業として提供している、求貨求車インターネットシステムサービス“キヤノピーネット(CanoppyNet)”の新ラインアップ“キヤノピーネット リミテッド エディッション(CanoppyNet Limited Edition)”のサービスを2003年3月4日より開始します。

● 求貨求車システム“CanoppyNet Limited Edition”‥‥‥‥‥‥月額ASP料金 50,000円(サービス開始日:2003年3月4日)

この件に関するお問い合わせ先

キヤノン販売株式会社 ロジスティクスソリューション販売推進課

TEL 03-3455-9843




“CanoppyNet”はキヤノン販売がASP事業の第一弾として開発したインターネットを活用した求貨求車システムです。荷主の持つ荷物情報と運送会社の持つ空車(帰り便)情報をインターネットを活用して需給の調整を行うサービスで、2000年7月よりサービス開始しました。キヤノン販売が必要なハードウエア、ソフトウエア、インフラ、サポート、保守サービスといったシステムそのものを運営幹事会社に提供。運営幹事会社自身が独自のビジネスモデルにあわせて運営を行えるカスタマイズ型ASPサービスです。

新サービス“CanoppyNet Limited Edition”は、運営幹事会社ライセンスからマッチング機能を省き、会員同士での直接取引を可能とする機能を追加しました。このことにより、運営幹事会社によるマッチングではなく、同じ立場となる運送事業者同士が情報を共有し、事業者間における全体最適化を図ることが可能となります。事業者同士のネットワークを強化することで、共同配送などの新たなビジネス展開も可能となります。また、運送事業者が自社内で利用する場合、営業所間の情報共有を促し、コストを抑えながら戦略的な事業展開を拡大する仕組みとして活用することができます。さらに、機能を特化・集約させたことでASPの月額利用料金をより低価格に設定。ユーザーはより安価なシステム投資で導入することが可能なので、これまでの大手物流専業者や物流子会社などのユーザーに加え、中小規模の運送会社や運送事業協同組合などより多くのユーザーが利用することが可能になります。

【市場動向】

景気の低迷は長期化しており、運送業界ではコスト削減と合理化を目的とした企業間の提携や3PL(3rd Party Logistics)業者への転換などが行われ、構造改革が進んでいます。運送業者はできるだけ空便を減らし所有車輌の運行率(実車率×積載率×稼働率)を向上させること、荷主企業にとっては輸配送コストの削減とタイムリーな配車がそれぞれ緊急の課題であり、一方、交通渋滞の緩和や排気ガス削減など環境問題への配慮も、業界全体での取り組みが求められています。このような状況の中、インターネット上で運送の需給情報を共有する求貨求車システムが問題を解決する仕組みとして注目を集めています。

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