発表日 2003年2月28日
Lレンズの高画質と高いコストパフォーマンスの両立を実現
超広角ズームの“キヤノン ズームレンズ EF17-40mm F4L USM”
キヤノンは、AF一眼レフカメラ「EOSシリーズ」用交換レンズとして、プロからアマチュアにいたる幅広いユーザーを対象とした超広角ズームレンズ“キヤノンズームレンズEF17-40mm
F4L USM”を5月下旬に発売します。
EF17-40mm F4L USM
● キヤノン ズームレンズ EF17-40mm F4L
USM‥‥‥‥‥‥価格(税別)120,000円(発売日:2003年5月下旬)
新製品“EF17-40mm F4L USM”は、「EF20-35mm F3.5-4.5 USM」の上位機種として新たに開発されたもので、Lレンズの高画質と高いコストパフォーマンスの両立を実現しています。新規光学設計の採用により、広角側の焦点距離17mm、望遠側の焦点距離40mmとそれぞれズーム域を拡大したほか、2種類・3枚の非球面レンズやスーパーUDレンズといった特殊光学材料を使用することで、さらなる高画質化を図りました。これにより、今回同時発表するデジタルAF一眼レフカメラ「EOS
10D※」といった35mmフィルムカメラに比べイメージサイズの小さいデジタルAF一眼レフカメラでも、より広角側での撮影が可能となります。さらに、コーティングの最適化によりフレアやゴーストを抑制するとともに、スーパーUDレンズの採用により、広角レンズで発生しやすい倍率色収差を良好に補正することで、デジタルAF一眼レフカメラでの撮影においても、より一層の高画質を実現します。
また、ズーム全域で0.28mというさらなる最短撮影距離の短縮化を達成したほか、過酷な撮影条件下でも高い信頼性を実現する防塵・防滴構造の採用やAF速度の向上など、細部にわたる高性能化を図りながら、プロユーザーから高く評価されている「EF16-35mm
F2.8L USM」(価格:230,000円、税別)と比較して価格を大幅に抑えています。
※EOS 10Dに装着した場合、約27-64mm相当の焦点距離イメージ(35mmフォーマット換算)になります。
【開発の背景】
デジタルAF 一眼レフカメラの登場に伴い、レンズにはこれまで以上に高い性能が求められています。
また、銀塩のAF 一眼レフカメラより小さいイメージサイズに対応するために、より広角側のズーム域へのニーズが高まっています。新製品“EF17‐
40mm F4L USM ”は、扱いやすく、コストパフォーマンスに優れることから、幅広いユーザーに高く評価されている「EF20‐ 35mm
F3.5‐ 4.5 USM 」(1993 年3 月発売)の上位機種として新たに開発されたものです。「EF16‐ 35mm F2.8L USM
」(2001 年12 月発売)と同等の優れた高画質と、高いコストパフォーマンスの両立を図りました。
なお、「L 」はLuxury を意味し、スーパーUD レンズや非球面レンズなどの特殊光学材料の採用により、諸収差を良好に補正することができます。描写性、操作性、耐環境性などすべてに卓越した性能を発揮するとともに、信頼性においても世界のプロカメラマンや報道写真家などから絶大な支持を得ています。
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