新製品“PC1275”は、コピー、ファクス、プリンターの3機能をコンパクトなワンボディにまとめた「PC1270」(2002年2月発売)の後継機で、優れた基本性能を継承しつつ、新たに33.6kbpsの高速モデムと4MBメモリーを採用することで2秒台のファクス電送と最大255枚(A4)のメモリー受信を実現しています。
また、コピー、プリンターいずれにおいても、A4毎分12枚の高速出力が可能なほか、コピー時で1,200dpi相当×600dpi、プリンター時で2,400dpi相当×600dpiという高画質を実現しています。
さらに、最大30枚の自動原稿給紙が行えるADF機能をはじめ、独自のオンデマンド定着方式によるウォームアップレスと省エネの両立や、一体型カートリッジによるイージーメンテナンスなど、使いやすさと環境を配慮した機能も備えています。
一方、新製品“PC1255”は「PC1250」(2002年2月発売)の後継機で、コピー、ファクスの2機能に特化したコンパクトデジタル複合機です。
【市場動向と開発の背景】
近年、複写機市場は急速にデジタル化が進んでおり、小規模オフィスや個人事業主、在宅ワーカーといったSOHO市場においてもコンパクトで多機能なデジタル複合機を求める気運が高まっています。こうした市場動向を捉え、キヤノンは今春SOHO市場向けのデジタル複合機“PC1200シリーズ”を投入し、そのコンパクト設計や高画質性能により、市場から高い評価を得ています。
今回の新製品は、小規模オフィスのメインマシンとして、さらには一般オフィスのセクションマシンとしても活用できる高い生産性を備えたファクス機能を新たに搭載しています。