ニュースリリース


発表日 2002年10月30日

"キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2002"
12月7日より受賞作品の展示会を開催



キヤノンは、デジタル時代、インターネット時代の新しい映像表現の可能性を追求するすべての方を対象としたコンテスト"キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト 2002"の受賞者の発表を12月6日に青山スパイラル(東京都港区)で行うとともに、12月7日から15日まで、同会場にて受賞作品の展示会を開催します。

"キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト"は、デジタル映像表現の世界を切り拓く次世代のクリエーターを発掘・支援することを目的に2000年から開催されているコンテストです。第3回目となる本年は、4月1日から9月3日まで作品の募集を行い、昨年の3,041作品から約6割増えて合計5,025作品の応募が寄せられました。応募作品の内訳は、デジタルフォト部門2,096作品(昨年1,050作品)、デジタルグラフィック/イラスト部門1,561作品(同1,083作品)、デジタルムービー部門704作品(同478作品)、WEB部門664作品(同430作品)でした。本コンテストのグローバルな展開を目指した今回は、作品の受付拠点をこれまでの東京に加え、ニューヨーク、アムステルダム、香港、シドニーの全5カ所に設け、アメリカをはじめ、オーストラリア、ドイツ、中国など海外合計76カ国から全体の約7割にあたる3,480作品の応募が寄せられました。
(昨年56カ国、611作品)

作品審査においては、レギュラー審査員に国内外の映像・グラフィック分野で活躍する第一人者(デジタルフォト部門:ジェフ・シーウィ氏、イギリスのクリエイティブ集団tomato、デジタルグラフィック/イラスト部門:若野桂氏、tomato、デジタルムービー部門:中野裕之氏、スコット・ロス氏、WEB部門:ジョシュア・デイビス氏、tomato)を、特別審査員に音楽・映像分野で世界的に活躍するアーティスト坂本龍一氏を、また、コンテストスーパーバイザーに武蔵野美術大学の柏木博教授を迎え、最前線で活躍するクリエーターの目でデジタル映像表現の新時代を切り拓く独創性、新規性、表現力、メッセージ性に富んだ作品を選出します。
今回は、賞金総額としてUS$117,000を用意し、各部門のグランプリにあたるゴールド賞US$20,000をはじめ、キヤノン賞、協賛企業賞など様々な賞を用意しています。

キヤノンは、デジタルイメージング技術を核とした製品およびソリューションを提供するリーディングカンパニーとして本コンテストを今後も毎年開催し、デジタル映像分野でクリエイティブな創作活動を行う人々を積極的に支援していきます。

【この件に関する問い合わせ先】

キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト東京事務局
〒104-0045 東京都中央区築地2-14-8 金扇ビル6F
TEL 03-3524-0015  FAX 03-3524-0016
Email: info-jp@c-dcc.com


【インターネット】
キヤノンホームページ canon.jp
デジタル・クリエーターズ・コンテスト ホームページ canon.jp/cdcc/  (日本語)
  www.canon.com/cdcc/
(英、独、仏、伊、西、中、ほか全15カ国語)



【コンテストの概要】
主催 キヤノン株式会社
協賛 アドビ システムズ 株式会社/Adobe Systems Inc.
ベネトン ジャパン株式会社/Benetton Group S.p.A.
マクロメディア株式会社/Macromedia Inc.
キヤノン販売株式会社/Canon U.S.A., Inc./Canon Europa N.V./Canon Europe Ltd./佳能(中国)有限公司/Canon Singapore Pte. Ltd./Canon Hongkong Co.,Ltd./Canon Australia Pty. Ltd.
後援 CG-ARTS協会、財団法人デジタルコンテンツ協会
応募対象 プロ、アマチュアを問いません。未発表作品限定
応募方法 応募申込書の必要事項を全て記入し、作品とともに各コンテスト事務局まで送付。WEB部門はオンラインならびにFAXでの応募も可。
応募先
(郵送) 〒104-8689 東京都京橋郵便局留
キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト東京事務局
(宅配便など) 〒104-0045 東京都中央区築地2-14-8 金扇ビル6F
キヤノン・デジタル・クリエーターズ・コンテスト東京事務局
海外の応募先については海外版ホームページ(www.canon.com/cdcc/)をご参照ください。
作品応募期間 2002年4月1日~9月3日(必着)
審査発表・授賞式 2002年12月6日(於青山スパイラル)
受賞作品展示会 2002年12月7日~15日(於青山スパイラル)
ホームページでの受賞作品発表も行います。
賞金総額 US$117,000



【募集部門】

デジタルフォト(プリント)部門
デジタルカメラで撮影した写真、デジタル化された写真をストレートに、もしくは加工しプリントした作品。
テーマは自由ですが、今回から、ネーチャー(自然、植物、動物など)、ならびに人物(家族、友人など)を題材に扱った作品の中から各1点ずつにキヤノン賞を贈呈します。

デジタルグラフィック/イラスト(プリント)部門
コンピューターを使用して制作されたイラストレーションやグラフィックスなどをプリントした作品。

デジタルムービー部門
デジタルビデオカメラによる映像を加工・編集して制作された実写映像作品やCGアニメーション作品。
(1作品3分以内、フォーマットはDVまたはVHS/S-VHSのいずれか)

WEB部門
Internet Explorer 5.0/Netscape Navigator 4.7以上で閲覧可能なインターネット上のWEBグラフィック/映像作品(インタラクティブ/ノンインタラクティブは問わず)

審査のため、2002年9月3日(火)0:00から11月30日(土)24:00(日本時間)の間は、応募時に指定したURLで応募作品を閲覧できるようにしてください。また、この期間は一切の更新を停止してください。(BBSなどの更新は可)



【各部門賞】

デジタルフォト(プリント)部門、デジタルグラフィック/イラスト(プリント)部門、デジタルムービー部門、WEB部門の4部門それぞれにおいて以下の通り。

ゴールド(1点):賞金US$20,000と副賞としてキヤノン製品※1
シルバー(1点):賞金US$5,000と副賞としてキヤノン製品※1
ブロンズ(3点):賞金US$1,000と副賞としてキヤノン製品※1
入賞(10点):キヤノン製品※1
キヤノン賞※2(1点):賞金US$1,000と副賞としてキヤノン製品※1

※1 キヤノンのコンパクトデジタルカメラ、またはBJプリンタ(それぞれUS$1,000以内の製品)を贈呈します。
※2 デジタルフォト部門ではネーチャーならびに人物を題材に扱った作品の中から各1点に対してキヤノン賞を贈呈します。(デジタルフォト部門のみ、キヤノン賞は2点となります。)
協賛企業賞(アドビ システムズ賞:アドビ製品、ベネトン・グループ賞:イタリアFABRICA視察旅行、マクロメディア賞:マクロメディア製品)は全ての部門を対象に適宜贈呈されます。
特別審査員「坂本龍一賞」は全部門の受賞者の中から1作品に記念トロフィーを贈呈します。




【審査員略歴】
デジタルフォト(プリント)部門 ジェフ・シーウィ(フォトグラファー)
シカゴ在住の広告写真家。20年以上にわたるキャリアがあり、数々の賞を受賞している。Photoshopのクレジットには、Adobe Photoshopのアルファ・テスター/フィーチャー・コンサルタントとして、ジェフ・シーウィの『クリエーティブなインプット』に対して謝辞が記されている。デジタル画像処理の世界ではパイオニアとして尊敬されており、MacWorld、Seybold、The Thunder Lizard Photoshop Conference、Photo Expoなどでの講習会や講演会、さらにサンタフェ・ワークショップでも教鞭をとっている。1995年、米アップル社は彼を『メディアの達人』と称した。米国広告写真家協会(APA)の元会長。
  tomato(イギリス/クリエイティブ集団)
TVCM、グラフィック、映画タイトル、出版、マルチメディア、ファッション、建築プロジェクト、音楽、企業コンサルタント、とその活動範囲はジャンルを超えて幅広く、日本の若いクリエーターの間で強い支持を得ている。最近では日本とニューヨークでワークショップを開くなど、教育の分野にも意欲的。
デジタルグラフィック/イラスト
(プリント)部門
若野 桂(イラストレーター/アートディレクター)
国内外のミュージシャンにレコード・ジャケットをはじめとする数多くの斬新な作品を提供。'96アパレル・ブランドVIVAYOUキャンペーン、'98米NIKE社キャンペーン、電子レンジ、AIBOラッテ&マカロンのデザインなどまでも手掛けるイラストレーター。
  tomato(イギリス/クリエイティブ集団)
デジタルムービー部門 中野 裕之 (映像作家)
1958年生まれ。早稲田大学商学部卒業。テレビ局に5年間勤務の後、タイレルコーポレーションを設立。映像的な音楽ビデオを作り続けるかたわら、1993年ピースデリック・スタジオを設立。ピースな映像の研究に打ち込み、音楽クリップではMTVアワード6部門にノミネートされたディーライトの作品をはじめ国内・外多数の音楽クリップ作品がある。また映画では2000年に『STEREO FUTURE』、2001年に『RED SHADOW 赤影』を手掛け、2002年4月には初の写真集『SF Sweet Female・麻生久美子&桃生亜希子』を出版。
  スコット・ロス(デジタルドメイン社 社長兼CEO)
デジタル映像プロダクションとして特撮映画やTVCMの制作で特殊効果サービスの全般を提供している。映画『奇蹟の輝き』(1998年)、『タイタニック』(1997年)で米アカデミー賞、『フィフス・エレメント』(1998年)で英国アカデミー賞を獲得。その他にもグラミー賞、クリオ賞など、数々の賞を受賞し、その革新的な技術と芸術性でワールドクラスの名声を確立している。最近の映画作品では、ドリームワークス製作の『タイム・マシーン』、キャメロン・クロウ監督の『バニラ・スカイ』、ロン・ハワード監督の『ビューティフル・マインド』などで特殊効果を担当している。
WEB部門 ジョシュア・デイビス(アーティスト/テクノロジスト)
ニューヨークを拠点に活動するアーティスト。Web上だけにとどまらず、off the Webでもプライベート作品、公共作品を制作する"テクノロジスト"。彼のホームページ(http://www.praystation.com)は、国際的に最も栄誉あるサイバーアート&デザインのコンテストPrix Ars Electronica 2001の『Net Excellence』部門で最優秀賞のGolden Nicaを受賞。現在、ニューヨーク市のSchool of Visual Artsでインストラクターを務めるかたわら、自身の作品、着想、モチベーションなどについての講演を世界各国で行なっている。
  tomato(イギリス/クリエイティブ集団)
特別審査員 坂本 龍一(ミュージシャン)
1952年東京生まれ。東京芸術大学卒業。ファーストアルバム『千のナイフ』を経て、細野晴臣・高橋幸宏らと共にYMOを結成し世界的注目を集める。YMOの解散後、自ら出演も果たしたベルナルド・ベルトリッチ監督作品『ラストエンペラー』のサウンドトラックで、グラミー賞、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞など、数々の賞を受賞。
コンテストスーパーバイザー 柏木 博(武蔵野美術大学教授)
1946年神戸市生まれ。武蔵野美術大学卒業。現在、武蔵野美術大学教授。近代デザイン史専攻。デザイン評論家。視覚的なデザインやもの空間のデザインを通して、近代の思考や感覚を読み解く作業を続けている。主な著書として『肖像のなかの権力』(講談社学術文庫)、『日用品の文化誌』(岩波新書)等多数。

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