SAP LIPS対応に関して
SAP標準デバイスタイプを使ったSAP ERP(R/3)出力
SAP ERP
- SAP ERPはSAP社の提供するオープン環境でのERP(統合型業務パッケージ)システムで、基幹業務を支援し、経営資源の管理、効率化を図るためのソフトウエアです。1990年の「SAP R/3」に始まり、2004年には「mySAP ERP」、2007年には「SAP ERP」と移行して、現在も大企業を中心に大きなシェアを獲得しています。
- ※ SAP®、R/3®、mySAP、および記載のその他のSAP製品およびサービスは、SAP AGのドイツおよびその他の国における登録商標です。
SAP ERP(R/3)環境での印刷
お客さまの印刷目的に合わせ、SAPシステムではいくつかの印刷方法が用意されています。
- 直接出力するダイレクトプリント(ローカル印刷)
- Windowsドライバー経由の出力を行うインダイレクトプリント(PC印刷)
- 帳票アプリケーションを経由した高機能帳票出力(リモート印刷)
SAP印刷方法概要
SAP標準デバイスタイプとは?
- SAPからのダイレクト印刷で使用されるフィルタースクリプトです。デバイス毎に用意される設定スクリプトで、SAPからの印刷指示を指定されたデバイスのプリント制御コマンド(PDL)に置き換える時に参照されます。
- SAPのダイレクト印刷環境において、imageRUNNER,Color imageRUNNER,レーザービームプリンターが持つ多彩な機能を活用するために、imageRUNNER,Color imageRUNNER,レーザービームプリンターに対応したSAP用標準デバイスタイプが提供されています。
- ※ SAP標準デバイスタイプ(スクリプトファイル)はSAP社の権利物であり、その利用においての一切の保障、およびサポートはSAP社によって行われます。SAP標準デバイスタイプに対するサポートに関しては、オンラインで提供されているSAP社のサポートサイトにてお問い合わせください。
SAP R/3のダイレクト印刷処理
対応デバイス
デバイスタイプ名 | サポートする機種 |
---|---|
ZCN68L | iR C6880 / C6870 / C5880 / C5870 / C3170 / C2570 |
ZCN51L | iR C5185 / C5180 / C4580 / C4080 / C3880 |
ZCN28L | iR C3580 / C3380 / C3080 / C2880 |
ZCN71L | iR 7105 / 7095 / 7086 |
ZCN65L | iR 6570 / 5570 |
ZCN50L | iR 5075 / 5065 / 5055 |
ZCN32L | iR 3245 / 3235 / 3225 |
ZCN30L | iR 4570 / 3570 / 3045 / 3035 / 3025 / 2870 / 2270 |
ZCNL96L | LBP9600C |
ZCNL77L | LBP7700C |
ZCN59L | LBP5910 / 5910F |
ZCN5SL | LBP5900SE |
ZCN54L | LBP5400 |
ZCN45L | LBP4510 / 4500 |
ZCN39L | LBP3980 / 3970 / 3930 / 3920 / 3910 |
ZCN34L | LBP3410 |
ZCNC1L | imagePRESS C1 / imagePRESS C1+ |
ZCNR11L | imagePRESS 1135 / 1125 / 1110 |
使用できるオプション機能(※対応する機能は機種により異なります)
- 給紙段の指定
- 両面印刷
- ステープル
- パンチ穴
- サドルステッチ
- バーコード(CODE39 / NW-7 / OCR-B)
- ※ imageRUNNER/Color imageRUNNER/レーザービームプリンターに対応したSAP標準デバイスタイプを使用することにより、「用紙指定」「ステイプル」「製本印刷」などの印刷オプション機能をSAPシステムからのダイレクト印刷で利用 する事が可能となります。
- ※ お客さまのご使用の機種によりまして、デバイスタイプファイルは異なっております。使用する機種をご確認の上、正しいデバイスタイプファイルをご使用ください。
動作環境
- SAP R/3 release 4.6B以降
- SAP R/3 Enterprise 4.70
- mySAP 2004
- mySAP 2005
- SAP ERP 6.0
- (SAP NetWeaver 2004/7.0/7.1)