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TriLambda|測定事例ナノX線CT顕微鏡

Sigray社のナノX線CT顕微鏡“TriLambda”は、マルチX線エネルギーにより、生体、CFRP、セラミック、天然資源、二次電池、半導体といった幅広い材料の高分解能、高コントラストな可視化が可能です。

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事例一覧

電池

測定事例

電池

対象試料:リチウムイオン二次電池の正極材(Ni、Co、Mn)

3次元像

リチウムイオン電池は、正極と負極の間をリチウムイオンが移動することで充電や放電を行う二次電池です。
リチウムイオン電池の正極材として、マンガン酸リチウム(LiMn2O3)やニッケル酸リチウム(LiNiO2)があります。
ここでは、広視野測定モードでのニッケル-コバルト-マンガンの三元系(NCM)の正極材の3次元画像を示します。

画像提供
Dr. Donal Finegan(米国国立再生エネルギー研究所)
分析項目
ナノ構造

対象試料:リチウムイオン二次電池の負極材(鉄ナノ粒子、カーボングラファイト)

3次元像

鉄ナノ粒子:橙色、カーボングラファイト:灰色

リチウムイオン電池の負極材は、炭素系の材料が一般的で、主にカーボンやグラファイトが使用されています。
ここでは、グラファイト(活物質)とカーボンコートされた鉄ナノ粒子(導電助材)の負極材の3次元画像を示します。
マルチX線エネルギーにより、材料のX線エネルギーに対する吸収量の違いを用いて、5.4keVではグラファイトを、8keVでは鉄ナノ粒子を、それぞれ、高コントラスト可視化出来ます。
ここでは、広視野測定モードでのX線エネルギー5.4keVと8keVの場合の負極材の3次元画像を示します。

分析項目
ナノ構造

断面像

5.4keV
8keV

ここでは、広視野測定モードでのX線エネルギー5.4keVと8keVの場合の負極材の3次元画像(断面像)を示します。
X線エネルギー5.4keVにより、軽元素の材料が、高コントラスト可視化されていることがわかります。

分析項目
ナノ構造

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