このページの本文へ

導入事例レーザードップラー速度計

押出し装置

課題
押出しされた商品をベルトコンベアで搬送する工程で押出し速度とコンベアの速度が非同期のため、押出し商品に形状ムラが発生していた。押出し時の商品は柔らかく接触式回転ローラー(タッチロール、タコメータ、メジャーロール)で速度管理ができないため改善に苦慮していた。
LDVによる改善
LDVは非接触速度計であり、押出し商品にキズを付けず速度管理ができるため押出し速度とベルトコンベアの速度同期が可能になり押出し商品の品質改善ができた。

鋼板

課題
鋼板をローラーで搬送し切断していたが、搬送用の潤滑油が原因で鋼板の送りにスベリが生じ、余分に鋼板が搬送された場合に金型を破損することがあった。
LDVによる改善
LDVで鋼板を直接測長することにより、スベリが生じたとしても影響を受けない正確な測長が可能になった。

建材

課題
数mある建材をローラーで搬送して切断していたが、建材の重量が軽くスリップするため商品の長さが一定にならない。
LDVによる改善
LDVで建材を直接測長することにより、スベリが生じたとしても影響のない正確な測長が可能になった。

段ボール

非接触で段ボールの測定を行い傷の防止に使用されています。

課題
高品質な段ボールを接触式回転メジャーローラーで測長してたが、測長精度を上げるため、メジャーローラーの接触圧を高めると段ボールにキズ付け、接触圧を和らげるとスリップにより商品が長くなり困っていた。
LDVによる改善
LDVで段ボールを直接測長することにより、商品にキズが付かない測長が可能になった。

繊維

織物の速度管理に使用されています。

課題
オーバーフィードと呼ばれる工程でピッキングされる布の速度がスベリで設定値と異なり追加加工が発生していた。
LDVによる改善
LDVで布の速度を測定し、搬送装置にフィードバックする事で設定値通りの速度になるように改善した。

旋盤における“機上直径計測”検討事例

(名古屋大学 社本研究室様と村田機械株式会社様の共同開発 特許第5896844号)

目的
LDVによる非接触計測により加工対象の外径を旋盤上で求める。
方法
旋盤加工する対象物外周の周長を測長することにより、対象物の直径を算出する。
対象ワーク
S45CΦ96.790,Φ98.098
測定条件
  • 主軸回転数:1900rpm(対象ワーク径周速約10000mm/s)
  • 測定回数400回
結果
直径計測の繰り返し精度
  • ワーク表面ドライ…±1µm
  • ワーク表面ウェット…±3µm

レーザードップラー速度計のご相談・お問い合わせ

キヤノンマーケティングジャパン株式会社 生産革新機器営業部 営業第一課