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名刺をはじめとする販促ツールの内製化による品質向上とコスト削減の両立を実現
株式会社OKUTA



業種:サービス | 従業員規模:100~299名 | 成果:コスト削減、営業力強化

株式会社OKUTA は、首都圏を中心とした住宅リノベーションやリフォームなど住生活事業を担う建設業として1991 年に創業。「地球環境の原則を尊重する企業であり続ける」というミッション・ステートメントを経営方針とし、顧客・社員・取引先との三位一体の信頼関係と地球環境の原則を尊重する家作りを目指している。これまでの施工実績は111,900 件を超え、OKUTA の住宅ブランドpassive design(パッシブデザイン)が 「2015 年度 グッドデザイン賞」を受賞するなど、数々の受賞実績を残している。また、首都圏に12 店舗展開しているLOHAS studio では、店舗そのものがモデルルームのような役割を果たしており、自然素材を使った環境と身体に優しい家づくりの空間を、誰でも気軽に体感することができるのも魅⼒のひとつだ。環境や健康に配慮した自然素材の家づくりを提供している同社が、お客さまに響くさまざまな販促ツールを作成するために“imagePRESS C60”を導入した。導入に至った背景と経緯、その効果などについて代表取締役社⻑⼭本⽒とマーケティング部課⻑若江⽒にお話を伺った。

代表取締役 社長 山本 拓己氏(左)
マーケティング部 課長 若江 佳朗氏(右)

導入ポイント

  • コスト削減効果の明確化
  • 使用中の環境で実現可能な提案
  • 安定した性能と幅広い用紙対応

導入背景オフィス向けプリンターによる内製化の限界

これまで簡易的な印刷物は、社内のオフィス向けプリンターを使⽤していた。「例えば各店舗のショップカードは、ミシン⽬⼊りの⽤紙を使⽤して⾃作していましたが、ミシン⽬の切り取り跡が⽬⽴ってしまい、どうしても⼿作り感が出てしまうといった課題や、画質に満⾜がいかず以前から不満を抱えていました。また社員の家族向けに年に4回社内報を発⾏していますが、画質の問題からオフィス向けプリンターでは印刷できず、小部数ではありますが外注をしていました。」

頻繁な⼈事異動・デザイン変更による名刺の外注コスト増

名刺は、ミシン目用紙の品質が社内でNG だったため、デザイン制作も含め年間400 箱近くを全て外注していた。しかし、毎⽉の⼈事異動により発⽣する名刺の廃棄に伴うコストなどが気にかかっていた。「さらに今年に⼊り、社内において店舗や職種ごとに名刺の⾊分けをする⽅向で検討し始めたところ、なかなか受けてもらえる外注先が⾒つからず困っていました。その時にタイミングよくキヤノンから提案を受け、追加で必要になる工数やコストの観点から内製化も視野に入れるようになりました。

選定理由コスト削減効果の可視化と“imagePRESS C60”自体の性能の良さ

導入にあたり、“imagePRESS C60”を選定した理由をこう語ってくれた。「導入を検討する上で、営業の方に内製化した場合のコスト削減効果を試算、可視化して頂いた点は大きかったです。やはり外注量や金額など把握できていない部分について、改めて明確にして頂くことで安心して導入を検討することができました。
これまでは名刺の内製は時間がかかるイメージがあり、専用のアプリケーションを購入しないと印刷から後加工までを行うことができないと思っていました。しかしご紹介いただいた実機を見学した際に、現在使用しているAdobe illustrator の環境でも“imagePRESS C60”での印刷と“PROSCUT PCM-15”の卓上カッターによる後加工で、名刺をはじめミシン目チケットなどのさまざまな成果物が簡単に作成できることが分かり、これまで抱いていた内製化のイメージが一変しました。なるべく時間をかけずに名刺を内製したいと考えていたため、安定した断裁加工を可能にする“imagePRESS C60”の表裏見当精度の良さも重要なポイントでした。また、オフィス向けプリンターにおいて課題に感じていた画質の良さはもちろんですが、将来的に内製化の選択肢を広げられる封筒などの幅広いマテリアルに対応できる機器自体の性能や、“PROSCUTPCM-15”の後加工機との組み合わせによる自社課題解決に結びつくソリューションの幅広さが決め手となりました。」

※同社は、“imagePRESS C60”とインターテクノ株式会社の卓上カッター“PROSCUT PCM-15”の導入を決定。

導入後の成果名刺印刷における年間コストを1/15 程度に削減し、営業⼒向上を実現

“imagePRESS C60”で内製化を行うことで、簡単かつタイムリーに店舗や職種ごとに⾊分けした名刺を作成できるようになった。部署によっては10個以上の資格を持つ社員もいるため、新築や耐震といった案件ごとにお客さまに必要な資格をアピールできるように複数パターン作成して欲しいといった新たな要望も入るようになり、名刺がお客さまから信頼を得るためのツールとして活用されるようになってきた。
「社内だけではなくお客さまからも分かりやすいと非常に評判が良いです。画質も外注と遜色ない仕上がりで驚きました。また名刺を外注していたときと比較すると、年間のコストを1/15まで削減できました。」

後加工との連携により大幅な作業効率化と品質向上を実現

これまでオフィス向けプリンターで内製していたショップカードなどの販促ツールも、従来のものから“imagePRESS C60”で印刷した後“PROSCUT PCM-15”で断裁するフローに変更することで、品質が格段に向上した。業務の効率化にも繋がっており、現在ではデザインを6パターン・12店舗分作成している。
また、建材事業部で扱っている商品の販促資料は、改編する頻度が高いため限られた部数しか作成しておらず、いざイベントがある際に急に足りなくなることが度々あった。これまではオフィス向けプリンターで刷、補充をしていたが、やはり外注した印刷物と比較すると用紙も違うため仕上がりの品質に差が出てしまう点が悩みだった。「“imagePRESS C60”では、外注時と同じ用紙に対応でき、さらに印刷スピードなどの生産性が高いため、外注した印刷物の補充分も必要な部数のみ増刷でき安心して活用できています。急な対応が必要な際にも、非常に心強いです。」

今後の展望更なる活用促進へ

「“imagePRESS C60”と“PROSCUT PCM-15”を連携させることで内製できる印刷物の幅が広がったことにより、これまで作成できていなかったスタンプカードやチケット類などの販促ツールにもチャレンジしていきたいです。また外注していた社内報や冊子系の販促ツールも意外と種類が多いので、小ロットのものは積極的に内製を進めることでコスト削減などに繋げていきたいです。」

電子化が進むにつれ紙媒体も減ってきてはいるが、「紙ならではの良さ」、「紙だからこそお客さまに伝えられるもの」がある。最後に、「今後も“imagePRESS C60”を駆使しながら、お客さまとの信頼関係強化に繋がるさまざまな販促ツールを作成していきたいです。」と語ってくれた。

株式会社OKUTA

事業内容:新築・増改築リフォームの企画・設計・施工⼯アフター管理・不動産仲介
所在地:埼玉県さいたま市大宮区宮町3-25 OKUTA Family ビル
おもな受賞実績:
OKUTA の住宅ブランドpassiv design が 「2015 年度 グッドデザイン賞」を受賞
経済産業省主催「平成26 年度 先進的なリフォーム事業者表彰(経済産業大臣表彰)」に選定

※本記事は取材時(2016年12月)のものです



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